慣れてくると実感が無くなってくるのですが、所謂、悠々自適なリタイア生活が出来ているのだと思います。
しかし、ニュースを見たり街の人を見ていると、このようなリタイア生活をする人が少なくなったように感じます。
ひと昔前であれば、還暦となる60歳になれば引退して老後の生活をしているものでしたが、今の60歳は引退には若い年齢になってしまいました。
アーリーリタイアを決意しなければ、60歳になっても働くことが普通となり、悠々自適なリタイア生活は過去のものになりつつあるのでしょうか。
定年延長と年金繰り下げが進むと
60歳になれば会社は定年で年金も受給開始となっていた時代では、60歳まで働けば後は悠々自適なリタイア生活が待っていたのだと思います。
サラリーマンをしていても、60歳という手の届く範囲に明確なゴールがあれば頑張る意欲も出てくるでしょう。
しかし今は定年も年金受給開始も遠くて不透明になってしまいました。
まずは70歳までの雇用延長方針が出されている段階ですが、将来的には75歳の延長を見据えているとのことです。
高齢者の働き口があり、支給を繰り下げて年金額が増加させれば、リタイア資産が無くても何とか生きていくことが出来るようになります。
働き続けることと引き換えに、資産が無くても生きていけるインフラが整いつつあるように感じます。
参考ブログ:実質賃金7か月連続マイナスし、これからどうなる?
働き方改革は働きやすくするするもので
昔は多少の劣悪な労働環境であっても我慢して働くものだったのかもしれません。
それは60歳になれば定年になりリタイアすることになるので、誰しもそれまでは我慢が出来たのでしょうか。
しかし、生涯現役に近くなってきた職場では、長く働く環境が必要になるもので、働き方改革はそのような環境を推進しているものと言えるでしょう。
短期集中ではなく、ゆっくり力を抜いて働きながら生活をしていくのがこれからの時代なのだと感じます。
その中でも努力をしたり工夫をする人だけが悠々自適なリタイア生活を送ることが出来るようになるのかもしれません。
始まっている悠々自適なリタイア生活の無い時代
既に65歳が近くリタイア生活が具体的になっている人は良いのですが、40代や50代前半の人は生涯現役となる可能性が高くなってきました。恐らくリタイア生活の準備が出来た人から仕事を辞めることとなり、最後まで準備が出来なかった人は生涯現役となってしまうのかもしれません。
少しでも早くリタイア生活をしたければ、現役時代に倹約するか、リタイア後に質素な生活をすることになるでしょう。
ニュースを見たり街の人を見ていると、横並びで普通にしていれば悠々自適なリタイア生活が出来るような時代は過去のものになったと感じてしまいます。