例えば、今月から給料が20%削減されると聞けば、普段の生活や将来設計まで影響は大きく深刻なものと感じるのですが、20年後に受給予定の公的年金が20%削減されると聞けば、仕方が無いか・・・と感じてしまいます。
給料も年金も生活費として同じではありますが、年金の場合は差し当たっての影響が無いためでしょうか・・・。
ただ、給料についても実感と実態にはギャップがあるように感じます。
どのようなギャップがあるかについて記載してみます。
働き続ければこんなに違ってくることに驚きませんか?
Ranpaは45歳でアーリーリタイアしたのですが、仮に60歳まで働くとすれば、あと15年もサラリーマンをすることになります。サラリーマンを15年続ければ1億円ぐらいの収入が得られるかもしれません。
年収700万円で計算すれば約1億円、800万円なら1.2億円にもなるので大きな金額です。
さらに、定年延長で70歳定年となっていれば、2億円近くの収入が得られる可能性があるということでしょうか。
年収700万円で計算すれば約1.75億円、800万円なら2億円にもなるので大きな金額です。
流石に年齢とともに収入は下がるので、この計算通りにはならないとは思いますが、サラリーマンを続けた場合に得られる長期の累計した収入は意外に大きく感じます。
定年延長の効果
公的年金が削減される穴埋めとして定年延長が実施されるのですが、確かに効果はあるように思えます。
老後〇〇万円必要・・・と聞けば大きな金額のように聞こえますが、サラリーマンを60歳までとするのか70歳までとするのかで大きく違ってきます。
「意外と大きな金額になるのに無関心ではないですか?」に記載のとおり、年金だけで5,000万円あるとして、10年長く働いて2,000万円も多く収入を得ることになれば、「老後〇〇万円必要」というのはさらに現実的になってくるように思えます。
さらに給与収入だけではなく、働き続ければ公的年金も増加していきます。
給料をこれから貰う累計金額として改めて計算すると、意外に大きく、働き続けると大きなものとなっていきます。
その大きさに無関心ではないですか?
「意外と大きな金額になるのに無関心ではないですか?」に公的年金の大きさに無関心であることを記載しましたが、さらに働き続ければ貰える給料にも無関心であるように感じます。
年金であっても給料であっても、これから貰える収入としては共通点があり、これらを過少評価している人が多いと思えるのです。
40代のサラリーマンがこれから貰う給料の累計は意外に大きく、貰える公的年金も同様に大きいのに、〇〇歳まで働けば十分だろう・・・と計画する人が少ないからです。
現時点でリタイアするための資産が少なかったとしても、これから得られる収入を累計すると意外にアーリーリタイアのハードルは低いと思うのですか・・・。
給料にしても年金にしても、これから貰うものについては無関心になりやすいのですが、関心を持って計算すれば、実は5年後ぐらいに働く必要が無くなることに気付く人も多いのではないでしょうか。