意外と大きな金額になるのに無関心ではないですか?

2019年12月6日金曜日

リタイア後の収入

老後資金は〇〇千万円が必要・・・という話はよく聞きますが、本当にそんなに必要なのかと思うことがあります。

その多くは投資を進める金融機関がセールストークとして使っているのですが、実際にはその金額を貯めなくても何とかなりそうですし、貯めることが出来ない人も多いと思います。

それは意外に大きな金額になる年金があるからと考えますが、どれぐらい大きな金額になるのでしょうか。

普通に5,000万円は貰えるかもしれない

先日、実家に帰った時、両親に今までの累計で公的年金はどれぐらいもらったかを聞きました。

月に20万円ぐらいを約10年貰っているとのことで、単純計算として累計で2,400万円も貰っているようです。

さらにこれからも年金は支給され続けます。

1回の支給額だけを見ると大きく感じませんが、長期の累計になれば意外に大きな金額ではないでしょうか。

仮に月に20万円の公的年金が支給される人が、100歳まで生きれば以下の計算になります。

20万円/月×12ヵ月×(100歳-65歳)=8,400万円

・・・すごい金額になると思います。

若い世代は削減される可能性が高いものの、5,000万円ぐらいであれば貰える可能性はあるのではないでしょうか。

一方で人生100年時代となり、100歳まで生きることは普通になりつつあり、この金額は現実的なものと見ています。

老後〇〇万円必要・・・のハードル

一般的に老後〇〇万円必要・・・と聞けば大きな金額のように聞こえますが、年金だけで5,000万円あるとすれば、意外と現実的な金額のようにも感じてきます。

仮に老後資金1億円としても、年金で5,000万円、退職金で1,500万円、残りは3,500万円と現実的になってきます。

年金を100歳まで貰う計算にするのは間違いではないか・・・とも思えるのですが、そもそも老後〇〇万円必要とする計算には長生きすることを前提としているため、長生き出来なかった場合は老後資金も小さくなるので矛盾は無くなります。

働いた期間や支払った保険料によって年金額は人それぞれですが、公的年金は数千万円規模で受け取るものなのに、多くの人はそれほど期待しておらず無関心のように感じます。


Ranpaの年金額

年金の見込み額はねんきん定期便で通知されていますが、45歳でアーリーリタイアしているので嫁と2人で180万円/年ぐらいです。

その見込み額で100歳まで貰う計算をすれば6,300万円となります。

仮に、年金財政の悪化で半分に削減されると考えたときでも3,150万円となります。

定年まで働くサラリーマンの半分の期間だけ働いてアーリーリタイアしていますが、それなりに頼りになる金額のように感じます。

意外に大きな金額になるのに無関心ではないですか?

日本の年金制度が頼り無いことと、支払う側の立場にいることもあり、多くの人は公的年金を貰えればラッキーぐらいに捉えているように感じています。

しかし実際には宝くじに当たったぐらいの金額が、それなりの高い確率で貰えるものであろうと思っています。

もし公的年金がもっと確実性の高い制度であれば、この金額に関心を示し、早めに退職してアーリーリタイアをする人が増えるのだろうか・・・と考えることがあります。

ただ、頼りないといっても見込み額の半額ぐらいは期待しても良いとは思いますので、もっと関心を示し、無駄に働くことから解放されても良いように思えます。


自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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