Ranpaが早期退職制度を利用したこともあり気になってしまうのですが、定年延長の話が出てくる一方で、リストラも増えるのだろうと思います。
40代の人は、これから対象世代となっていくことから事前に考えておくべき事柄のように思えます。
最近増えている早期退職者の募集とは
ニュースによると、一般的に早期退職者を募る場合は業績不振によるものですが、業績が良くても実施する場合も多いとのことです。
大量採用時代に入社した社員の年収が多くなっているので、会社をより健全化させるためにその人達を減らすようです。
40代後半~50代前半の人が対象になると思います。
人手不足で人件費が上昇している・・・とも聞くのですが、業種や分野によって異なり、アルバイトやパートに関しては不足しているが、40代後半~50代前半のサラリーマンは余っているということでしょう。
昇格が同期から遅れ、第一線から外れた仕事をすることになれば、上層部は不要社員と考えてしまいますが、注意すべきは、年を取るごとにそのグループに入る可能性が高くなることだと思います。
参考ブログ:実質賃金7か月連続マイナスし、これからどうなる?
早期退職者募集の備え
業績不振が続く会社は何度も早期退職者を募りますが、業績が良くても実施するケースであれば今回限りということもあると思います。
早期退職は退職金の上乗せと引き換えに退職することになりますが、事前に準備をしておかなければ難しい判断になるか、誤った判断になるでしょう。
迷った挙句に決心が出来なかったり、安易に飛びついて後から後悔するなど。
Ranpaの場合は退職する10年前から考えて、何度もシュミレーションをして、1年前にはこのブログも初めて準備をしてきましたが、40代になると先々のことは考えて損をすることは無いように思います。
もし何歳で〇〇万円貯まって、退職金と割増分で〇〇万円あれば、退職しても問題ない・・・というような認識を持っておくことです。
家族との相談や辞めてから住む場所なども想定はしておくべきと思います。
暗黙のリストラ
年功制が無くなり能力主義の給与体系となると、公式な早期退職の募集ではないリストラが増えてきます。
「あなたは平均以下の評価が続いているので、降格になりました・・・」という感じのもので、甘んじて降格とそれにともなう年収減を受け入れるのか、退職するかを選択することになります。
社内で降格は目立ちますので、働き続ける強い意志が無ければ会社に残ることは出来なくなりますし、そのような対応をする会社で働く意欲も出てこなくなります。
実際にRanpaの会社でも非公式ですが、そのような動きは暗黙としてあるようで、必要悪と考えるべきなのでしょうか。
会社はサークルではなく、経営者は会社の業績を上げるのが仕事なので、その必要悪に手を出すことも役割の1つなのだと思います。
不遇な40代後半のサラリーマン
30代は早期退職やリストラなどとは縁が無かったとしても、40代になれば他人事ではなく、アーリーリタイアも含めて想定しておくべきことと思えます。
参考ブログ:驚いた、40代前半の収入
特に社員数の多い40代後半のサラリーマンであればなおさらです。
入社する時には不景気で氷河期と言われ、入社すれば給料が上がりにくく、後半になればリストラの対象になる世代なのです。
そんなサラリーマン生活なので、アーリーリタイアをしてドロップアウトするというのがRanpaの選んだ選択です。