日々、新たな商品やサービスがどんどん出てきて、広告や宣伝というかたちで、それらを目にすることとなりますね。
従来よりも〇〇良くなったとか、新たに〇〇が出来るようになったとか、購買欲を刺激して、ついつい手を出したくなってしまいます。
しかし、それらに興味を持たず、従来の商品やサービスを使い続ける人は多いようです。
広告や宣伝が増えすぎたことで、逆に、興味を持たなくなったのかもしれません。
行動に移すことなく、以前と変わらない活動を続けるサイレントマジョリティーですね。
インターネットの契約を例に
スマホやネットの契約では、最初の半年や1年間の料金は安く、それ以降は倍になる・・・というようなものをよく見かけます。
中には2年経てば3倍になる・・・というようなものまであって、2年以降も続ける人はいないのではないか・・・と思ってしまいます。
しかし意外ですが、それでも長く契約を続ける人はそれなりにいるそうです。
2年で解約することを忘れていたり、他の契約に変更するのが面倒になってしまったりなどが理由でしょうか。
会社からすれば、黙って高い料金で継続してくれるサイレントマジョリティーがいちばん良いお客さんになりますよね。
サラリーマン時代の経験を例に
サラリーマン時代に働いていた金融業界でも同じような経験があります。
短期でのリターンは大きいものの、長く続ければデメリットが大きくなるような商品であっても、意外ですが、静かに長く継続している契約は結構多いのですよね。
逆に、ノイジーマイノリティーもあり、ごく一部の人だけがハードクレームをされます。
金融機関はお客さま本位の業務運営を目指すこととなるため、クレームに対してはかなり丁寧な対応をします。
丁寧すぎて、ノイジーマイノリティーが得をしているのではないかとまで思いますね。
サイレントマジョリティーも、ノイジーマイノリティーも同じ顧客であるのに、公平性に欠けるのではないかと・・・。
会社に搾取されるサラリーマン
会社で働くサラリーマンにおいても、サイレントマジョリティーという分類はあるのだろうと思います。
文句がある人は会社を辞めていくでしょうから、必然的にサイレントマジョリティーが増えていくのでしょう。
会社としては、給料が多ければ利益が減り、少なくするほど儲かる仕組みですから、辞めもせず、文句も言わずに働き続けてくれる人が良い社員となるのかもしれませんね。
インターネットの契約と同様に、サイレントマジョリティーが会社に貢献しているとともに、いちばん搾取されているとも言えるように思えます。
会社に搾取されないためには、面倒だからと消極的にならないことが必要ですね。
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