ネットで資本主義という言葉を調べると以下のような表現が出てきました。
「 生産手段を資本として私有する資本家が、自己の労働力以外に売るものを持たない労働者から労働力を商品として買い、それを上回る価値を持つ商品を生産して利潤を得る経済構造。」
なんとなく封建的で、労働者は資本家に搾取され続けるようなイメージをしてしまいますが、実際、今の社会はそうあるのでしょう。
本来、資本主義社会とは自由に競争し、頑張れば頑張った分だけ報われる社会であるはずですが、その仕組みを理解して上手く利用しなければ、資本家に搾取され続ける非効率な生き方をしてしまうのかもしれません。
働かなくても収入を得る資本家
自己の労働力以外に売るものを持たない労働者は、自分という人的資本しか持たないのですが、お金持ちは自分という人的資本以外にも多くの資本を持っています。
そのため、お金持ちは働かなくても収入を得て生活することが出来てしまいます。
誰にでもお金持ちになる機会は平等にあるとは言え、理不尽な社会であるとも言えるでしょう。
汗水流して働いている労働者よりも、何もしないお金持ちの収入の方が多くなることがありますので・・・。
給料を貯めて資本家になる
働いて稼ぐことしかできない労働者であっても、時間をかけてお金を貯めていけば、少しずつ資本家に近づきます。
最初は給料だけの収入あっても、お金が貯まってくれば働きながら投資をします。
時間の経過とともに、投資する金額が大きくなり、給料と合わせた合計の収入は大きくなっていくのでしょう。
そうして、給料がなくても生活が出来るようにまで投資額が増えれば、働かなくても生活することが出来る資本家に仲間入りをしたことになるのでしょう。
投資をせず働き続ける人
もし、投資をせずに給料だけで生活するとすれば、資本主義社会の理不尽な部分だけに埋もれてしまうような気がします。
誰にでも資本家になる機会は平等にあるのに、その権利を行使しないことになりますね。
しかしサラリーマン社会においては、働いて、自分の人的資本の投資効率のみを高めさせようとする雰囲気があるように思えます。
何故か頑張って働いてしまう雰囲気があり、資本主義の良い部分を隠してしまうような雰囲気ですね。
もともと十分な資産がある人は別として、そうでなければ、サラリーマンを続け、給料だけで生活する・・・というのがいちばん損する生き方のような気がしてしまいます。
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