SOMPOホールディングスが来年4月から課長職を立候補制にするというニュースがありました。
立候補制とする会社は増え、さらに対象範囲も広がっているようですね。
サントリーホールディングスの社長が45歳を定年にした方が良いと言うなど、人事制度に関する見直しの動きが活発になっていることを感じます。
社内で人数の多い世代が高齢化してきているので、利益を追求する会社としては、当然の流れであろうと思います。
ただ、社員側としては理不尽と言える変更が行われていくのだろうと思いますが・・・。
そろそろ課長になろうとしていた人
昨年までは立候補をすることもなく、順当に課長に昇格していた人もいたのだろうと思います。
たまたま人事制度が変わって課長になりにくくなったとすれば、今年課長に昇格する予定であった人は、タチの悪い冗談にしてくれよ・・・といった気分になるのでしょう。
今まで昇格するには地道に頑張り続けることが必要であったのですが、急に、やっぱりそれは必要ではなくなりました・・・と変更されたこととなり、はしごを外されたようなものですね。
ただ、自分にとってデメリットでしかない制度変更であっても、甘んじてそれを受け入れる他にないというのがサラリーマンですから、続けたければ我慢する他にないですね。
サラリーマンは理不尽を我慢するもの
立候補制と言えば聞こえは良いのですが、立候補をさせて当選させるかどうかは会社側で自由に出来るのですから理不尽なものです。
当然、立候補しても落選する人は出るのでしょうし、落選した理由に納得が出来ない人も出てきます。
優秀なサラリーマンであっても、替えはいくらでもいますから・・。
昇格・昇進するために頑張らせ、給料が増えてきた頃には制度を変更して人件費を抑え、別の給料の少ない人を頑張らせる・・・、このサイクルが会社側からすると理想的なのでしょうね。
会社は経済合理性を追求しているのに、公平性や倫理観を期待すること自体に矛盾があるのだろうと思います。
そんな環境から早く足を洗う
Ranpaが働いていた会社でも人事制度の変更は何度もあり、長く働くメリットが小さくなっていくことを感じました。
ただ、アーリーリタイアを意識するようになってからは、そのような変更があっても自分には関係の無いことだと思うようになりました。
もし、長く続けるのであれば相当のインパクトを与える変更であっても、あと〇年で退職するから自分には関係は無い・・・と思うからですね。
アーリーリタイアを目指していれば、悪化する人事制度の変更であっても、高みの見物をすることが出来るようになりますね。
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