アーリーリタイアを計画する際、まずはいくらあれば出来るのかを考えると思います。
働かずに生活をした場合のシュミレーションをする訳ですね。
シュミレーションをするためには前提となる幾つかの数値を設定するのですが、どのように設定をされているでしょうか。
例えば、生活する期間については平均寿命を使うなど・・・。
分からない数値を平均値としてしまうのは簡単ですが、苦労して自分に合った数値を探し、設定することで、それが今後の目標になるのだろうと思います。
平均ではないだろうと思うもの
とりあえず平均値を代入してしまう項目には大きく2種類あるのでしょう。
寿命のように未来のことなので現時点では全く分からないものと、生活費のように未来のことであっても現状からある程度推測可能なものに分かれると思います。
寿命のような項目については、一般的には平均値を使うのですが、平均値を超えるリスクがあるため、考えられる最大値であっても対応可能な計画とするべきですよね。
この手のものは、100%手当てをすると予算が大きくなりすぎますので、〇〇の場合は〇〇して対応する・・・といった個別の対処療法を用意しておくのが良いと考えます。
生活費や年金受給額のように、ある程度推測可能なものは、面倒ですが努力をして実際の数値を算出していくことで、リタイア後のイメージが具体化していくと思います。
変動幅が大きいのは運用利回り
意外に地味ですが、影響が大きいのは運用利回りの設定です。
必要資金が足らなくても、運用利回りを少し高くすれば足りてしまいます。
資産が大きく長期に渡ることで、そのブレ幅は意外に大きくなりますので・・・。
FIREの前提では4%ですが、実際には1~2%ぐらいとするのが妥当ではないかと考えています。
仮に、将来、金利が上昇して利回りが高まったとしても、物価も上昇するのでしょうから、低めの設定で良いのでしょう。
数値設定が目標設定となる
その他にも、個別の事情は意外に影響が大きくなります。
当然、家族構成によって異なりますし、ローン無しの持ち家か賃貸か、持ち家であってもマンションか戸建てかによって異なりますよね。
太陽光パネルがついているかどうか、車を使うかどうか、食事はどのレベルを求めるのか、趣味はどうか・・・などによっても異なります。
生活の質に関わる部分は、本当に人それぞれですので、リタイア後の生活を想像しながらじっくりと考える必要があるのでしょう。
リタイアに関する数値の設定は、時間をかけて努力をして設定していくことで、数値に自信が持て、それが目標となっていくのではないでしょうか。
時間をかけず、簡単に計算したものであれば、目標とまではなりませんよね。
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