先日、健康保険組合の赤字が1,367億円になっている・・・というニュースを見ました。
その一方で、賃上げによって保険料収入は前年比で2.7%増加しているそうです。
収入が増えているのに赤字・・・というのは厳しい現状を表しているなぁと感じました。
高齢化が進む中、今後どうなってしまうのだろうか。
高齢者への拠出金とコロナの影響
赤字の原因は高齢者への拠出金とコロナによる保険給付が増えたことによるそうです。
コロナは一時的なものとして、高齢者への拠出金はこれからも続きますからね。
制度維持のためには保険料を高くしつつ給付を減らしていく他にないのでしょうね。
手っ取り早いのは、取れるところから取っていき、減らせるところから減らしていく・・・という感じでしょうか。
負担増
健康保険組合連合会は2026年に向けて高齢者の窓口負担の引き上げを要望した・・・というニュースもありました。
また、国民健康保険料の上限が4年連続で引き上げされた・・・というニュースもありましたね。
気付かれないよう注意しつつ、ジワジワと包囲網が狭くなっているような感じです。
ステルス的に負担は増えていますよね。
その仕組み自体に問題は無いの
日本は国民皆保険で自由に医療機関を選ぶことの出来る素晴らしいサービスを提供していると思います。
海外ではもっと自己責任的な部分が大きいですし、利用制限がもっと厳しいですよね。
少子高齢化が進む中では、この素晴らしいサービス自体に問題があるのでは・・・とも思えてきませんか。
そのしわ寄せを受けるのは、頑張って働くサラリーマンと、長く働いた後にリタイアした年金生活者になるのではないかと想像します。