昼寝もしていますし、やりたいことがあればスケジュール調整はいつでも可能です。
リタイア生活をしてみると、意外に出費は減るように感じます。
いつでもスケジュール調整が出来ることは、月々の生活費にも影響があるようです。
時間を買うためのコスト
サラリーマンは自由時間を提供する対価として収入を得るものです。
自由時間は平日夜の束の間のひとときか週末で、やりたいことは少ない自由時間に収まるよう調整することになります。
週末や連休に料金設定が高くても、それはその時間を買うためのコストと考えます。
平日夜の束の間のひとときを少しでも多くするには、通勤のしやすいコストのかかる場所に住むことになりますが、これも通勤時間を買うためのコストと考えます。
地方では車を2台所有する人は多いですが、これも家族それぞれの時間を確保するためのコストと考えます。
鳴くまで待とうホトトギス
サラリーマンの少ない自由時間は貴重であり、その貴重な時間を無駄にしないためにコストは必要になります。
しかしアーリーリタイアをすると、やりたいことのスケジュール調整はいくらでも可能で、今日でも明日でも明後日でもいつでも出来ます。
水曜日限定のものに今回行けなかったとしても、来週まで待てば良いだけ・・・という気持ちが持てるようになります。
希望日の料金設定が高ければ、安くなるまで待っても良いと思うようになります。
コストと満足度は比例しない
時間を優先してコストをかけると、それだけの満足度も求めようとしてしまいます。
時間の購入にコストを支払ったのであって、提供されるサービスにコストを支払ったのでなければ、コストとサービスに対する満足度は比例しにくいのではないでしょうか。
せっかく貴重な時間を使ってこれだけのコストをかけたのだから、相応の満足が得たいと・・・と感じてしまいます。
時間が無いということは経験できるものが少なくなることで、やるからには満足度の高いものを厳選することになります。
厳選すればするほど期待は大きくなり、満足できるハードルは高いものになるでしょう。
時間があれば満足度も高まる
リタイアしてからは無料の史跡めぐりをすることが増えました。
無料の史跡は、外国人や遠くからの観光客が満足するような有名で目立ったものは少なく、地味なものが殆どですが満足しています。
時間が無いので厳選した結果それらを見たとすれば、満足できないものかもしれませんが、気軽にコストをかけずに行くのであれば十分に面白いものとなります。
満足度は相対的なもので、期待値が高ければそれに見合うものを必要とし、平常心で望めば面白いものは多くあると気付きます。
お金と時間をリバランスすると・・・
お金と時間のバランスを変えることは、アーリーリタイアの目的の1つです。
時間の優先順位を下げることにより、サラリーマン時代とは違った判断基準となって満足出来るものが増え、その結果としてコストをかける必要も無くなったように感じます。
せっかくの貴重な休日なので新幹線を使って移動時間を短くして・・・と考えてしまいますが、時間を使って在来線で途中下車する楽しみ方もあります。
アーリーリタイアしてお金と時間のバランスを変えることにより、周囲にはサラリーマン時代には気付けない面白いことが多くあると分かってきます。