金融商品の手数料には注意しなくてはならない

2019年4月22日月曜日

投資全般

先日「退職年金DCの移管手続きに関する進捗状況」に記載したDCからiDeCoへの移管手続きが完了しました。

そのためiDeCoの約275万円の運用先を考えているのですが、イマイチどれにするのか決めかねています。

SBI証券のiDeCoセレクトプランというものを選び、34商品の中から運用先を指定することとなったのですが・・・。

国内・海外の株式や債券、リートなど、一通りのものは揃っているのですが、もともとRanpaはファンドが好きではないので悩むところです。

このブログでは、お金を右から左に動かすだけでコストがかかることを何度か記載をしてきましたが、ファンドもその1つです。

投資信託の手数料

SBI証券のiDeCoセレクトプランを選んだ理由は、「確定拠出年金DCの退職に係る手続きについて、iDeCoも」に記載の管理費が安いこともあるのですが、売り文句は「「低コスト」と「多様性」にこだわって選定した34商品を提供いたします。」ということで、手数料の安い投資信託を運用先に選んでいることも理由です。

例えば、その中の1つ「ニッセイJリートインデックスファンド」は信託報酬が0.27%以内となっており、信託報酬が1%超となるJリートファンドが多い中では低い部類に入ります。

Jリートを対象とした投資信託の殆どは、利回り2%台の日本ビルファンドなど、優良リートを中心に投資しているのですが、利回り2%台のリートへ投資するのに手数料が1%超も支払う理由が分かりません。

利回りの約1/3も手数料として消えるぐらいなら、日本ビルファンドに直接投資するのが普通だと思えるのですが・・・。

リートはリートで手数料を取って、リートに投資する投資信託として別途手数料を取ることになり、まさに右から左にお金を動かしてコストが発生している状態です。

信託報酬が0.27%なので少し考えますが、イマイチ乗り気になりません。


投資信託のメリット

リート自体も投資信託なので手数料を支払うことになるのですが、個人で現物不動産に投資するよりも、以下のようなメリットがあります。
  • すぐに換金できる
  • 投資先の分散が出来る
  • ファシリティマネジメントが不要
もちろん手数料がかかるのですが、これらのメリットは手数料に見合うものと考えています。

その他、個人では直接投資しにくい国であっても、投資信託を通じて投資するのであれば簡単に投資が出来るのでメリットはあります。

投信信託は投資のアウトソースなので、自分でするよりもアウトソースした方が手数料を支払ってでもベネフィットが出る前提のものです。

魚屋で魚を買うのは、いちいち海に行って魚を釣るよりも簡単で安く済むためで、簡単に魚が釣れるのであれば魚屋を使う必要は無くなります。

比較しにくい金融商品

1年満期の定期預金はどこの銀行でも取扱いがあるので、単純に利率を比較することが出来ます。

逆に、中身の分かりにくく比較しにくい金融商品の場合、手数料が高くなります。

例えば保険の場合、各保険ごとに範囲が異なるので単純に比較が出来ず、顧客側では事故率も分からないため、手数料が高くても分かりません。

投資信託であっても保険であっても、銀行などの取扱代理店が販売すれば手数料が支払われるものですが、保険料の半分以上が手数料として支払われるようなものまであります。

金融商品は複雑にして独自性を出せば出すほど他との比較が難しくなり、高い手数料を取ることが出来るようになります。

よく売り文句として『業界初・・』や『他とは違う・・』ということを目にしますが、このようなカラクリが隠れているものです。

金融商品を選ぶには

金融商品の販売は金融庁の認可が必要になるので、業界内で手数料が高止まりする傾向が強いものです。

無駄な手数料を払わないためにも以下のことを注意すれば良いのではないでしょうか。
  • 手数料を支払ってでもアウトソースする必要があるのかを考える
  • 色々な会社から出している比較できるものの中から考える
それを考えていると、iDeCoの運用先が出てこなくなり、イマイチどれにするのか決めかねることになってしまいました。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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