経済の再開によって今後はリートにどのような変化が起こるのだろうか

2020年5月6日水曜日

時事ニュース

国内の新規感染者数は自粛が功を奏して減少傾向にあり、何よりです。

一方、海外では目立って減少しているように感じないのですが、ここ最近は経済再開の動きが活発になってきました。

スペインやイタリアでは少し減ったように見えますが、アメリカやイギリスは横ばいで減少しているように見えないのですが・・・。

Ranpaも主要国の感染者数を日々チェックしており、国内の感染者数とともに一喜一憂をしています。

再開によって、投資しているリートや株式の価格はコロナ後に向けて動き出すのでしょうか。

経済再開の見通し

ニューヨーク州知事が経済再開の順序を発表しました。

人との接触が多く、不要不急であるほと再開を遅くするもので、恐らく、どの地域でもこのような考え方で段階的に再開して行くのだろうと思います。

第1段階は建設業、製造業、卸売
第2段階は金融、保険、不動産、小売業
第3段階は飲食、宿泊業
最終段階で娯楽やアート、教育関連事業

日本の制限はもっと緩やかで、これには当てはまらないのですが、自粛によって活動停止をしている状態と捉えています。

そのためこのような順序でより上手く再開していく必要があるのだろうと考えます。

と言うのも、法律などによって強制的に制限をしている諸外国では行政側で再開のコントロールが出来るのですが、国内では自主的に自粛をしているので、再開のタイミングは統一的に行われないと思うからです。


保有リートが投資している不動産の用途

保有しているリートが投資している不動産の用途は大まかに把握しているのですが、これからは業種の違いが回復に影響することから、念のため再確認してみました。

概ね把握していた通りですが、思っていたより〇〇リートは商業系の比率が高いな・・・などと気付くこともありました。

また全体を通してのポートフォリオも算出していなかったので、これを機に算出してみました。

保有リート(インフラファンド)の現状の用途別ポートフォリーは以下となります。

 インフラ:5%
 物流:5%
 住宅:15%
 事務所:36%
 商業:21%
 ホテル:13%
 その他:4%

再開の影響を受けるのは商業とホテル

既に発表されているとおり、インフラ、物流、住宅、事務所については殆ど影響を受けていませんが、ホテル、商業は再開によって大きく動くでしょう。

ホテルも個別に見ると、大まかには観光地型、ラグジュアリー型、ビジネス型に分かれると思います。

今後、再開が進むとしてもまずは国内観光からになるため、観光地型から復活し、インバウンドに左右さるビジネス型は最後になるのでしょう。

商業系も個別に見ると、生活系必需品型、家電量販店型、ファッション型、アミューズメント・ジム型に分かれると思います。

しかし休業しているのはアミューズメント・ジム型ぐらいでしょうか。

感染者数が減少すれば・・・

国内では感染者数の多い諸外国とは異なり、リートが投資する用途に直接制限をかけているものは少なく、外出制限による影響が大きいように捉えています。

仮に外出制限が解除されれば、観光しても良くなり、ホテル使う人も増えるのだろうと思います。

結局は、制限ではなく需要による部分が大きいのでしょう。

仮に感染者数が減少して行けば、時間とともに他人事となって、需要は急回復するように思えるのですが、これは楽観視しすぎでしょうか。

国内で1日の新規感染者数が1桁なれば、普段の生活としては密にならないようにしておけば大丈夫・・・という雰囲気になりそうですが。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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