少し前に、人材派遣会社のスタッフサービスが「定年制」に関する意識調査をしたというニュースを見ました。
70歳就業法が施行された一方で、FIREを意識する人が多くなっている中、皆さんはどのように考えられているのか、少々、興味がありました。
Ranpaの場合、アーリーリタイアしていることからも、定年制は無くても良いと感じています。
ただ、人によっては定年を目指して頑張る人もいるのでしょうから、どうなのでしょうか・・・。
定年制は必要と考える人は意外に多い
調査結果としては、定年は必要と考える人が56.2%、不必要と考える人が43.8%で、どちらか一方に偏っているという結果では無かったようです。
ただ、年齢別に見ると、40代までは定年は必要と考える人の方が多いのですが、50代からは不必要と考える人の方が多くなるようです。
その他、何歳まで働くイメージをしているかという質問に対しては、65歳が29.3%、66~69歳が21.0%、70~79 歳が19.5%ということでした。
定年が必要と考える人が半数以上いるのに、それよりも長く働くだろうと考えている人も多いということですね。
定年制が与える影響
昔、定年は55歳であったそうですが、高齢化とともに後ろ倒しとなり、今は65歳ですが、そのうち70歳になっていくのだろうと想像します。
定年延長は法律にも定められるところではあるのですが、人それぞれの働く年数にも大きな影響を与えるのだろうと思います。
定年が65歳であれば、65歳まで働くことが正しい・・・という認識が醸成されますね。
多くの人が65歳まで働けば、それが普通となり、規範になっていくのでしょう。
本来、働かなくてはならない年数は人それぞれ異なるはずですが。
働く期間は人それぞれで良いと思うが
定年制は、働く側から見た時と、国や会社側から見た時では異なるのだろうと思います。
働く側から見れば目指すべき場所のように感じるのですが、国や会社側では、収支のバランスを取る調整ポイントなのでしょう。
国の場合、働く年数を社会政策としてどのように調整すれば良くなるのか、会社の場合、経営としてどのように調整すれば良くなるのかを考えるのでしょう。
働くべき年数は人それぞれ異なるはずですが、働く側の思惑とは全く違うところで定年が決まっているのだろうと思います。
本来、働く年数とは、他人が勝手に決めた年齢までではなく、自ら必要と考える年齢ですよね。
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