先日、70歳以降も働くことを考えている人が過去最多となった・・・というニュースに関するブログを記載しました。
その後、別のニュースでも、61歳以降も働きたいと考える人が7割超になった・・・というニュースを見ました。
よく似たニュースですが、見比べると内容は少し異なりました。
どちらも郵送によるアンケート調査によるものです。
異なる内容
前回のニュースではで、65歳から69歳と考える人が最多で27%、70歳から74歳は21%、75歳以上では18%とのこと。
今回のニュースによると、61歳から65歳と考える人が最多で28.5%、66歳から70歳は21.5%、71歳から75歳は11.4%とのことでした。
ほぼ同時期に行われた調査にもかかわらず、5歳ほど前倒しになっていますね。
どちらも長く働きたいと考える人が多いことについては共通しているのですが。
アンケート調査の特徴
サラリーマン時代、稟議書のエビデンスとして社内アンケートをすることがありました。
こちらの意図する結果となるよう、質問は色々と工夫をしましたね。
実際、聞き方によって答えはどちらにでも誘導できる・・・という感覚がありました。
アンケート形式の調査によって実態をつかむのは難しいと感じます。
曖昧なもの
前回と今回の5歳の違いは、聞き方の違いによるころが大きいのだろうと想像します。
仮に、アーリーリタイアを全面に出した調査をすれば、年齢はもっと前倒しになって、長く働きたいと考える人は少なくなるのではないだろうか。
もっと飛躍して考えると、長く働くのか、アーリーリタイアしたいと考えるのかも、ちょっとした聞き方の違いによるのかもしれませんね。
やはり、人間の感覚は曖昧なものだと感じます。