普通のサラリーマンなら年金があるので老後資金は不要であろう・・・という記事を読みました。
今は年金だけで生活が可能で、その上、貯金も出来ていると。
若い頃に老後資金は高額になると聞き、せっせと働き貯蓄をしたのですが、今から考えると貯めすぎたと後悔しているそうです。
後悔を感じるかどうかは別として、実際にこのような状況になっている人は多いのだろうと思います。
必要・必要・・・とする情報
確かに考えてみると、高額な老後資金が必要とか、高額な医療費が必要とか、不安を煽る情報が溢れていますよね。
ただ、医療費が高額になるからといっても医療保険は必要だろうかと思うのですが。
医療費が高額になっても高額療養費制度がありますので支払う上限額は決まっているはず。
さらに、サラリーマンであれば会社の共済などもあるでしょうから、実際のところ、必要ではなく不要ではないかと思うのです。
関係者の思惑
不安を煽るのは金融商品を販売する際の常とう手段ですからね。
販促のためにはニード喚起をすることとなり、不安を煽り、不必要と思っているものを必要と感じさせる。
この工程は、潜在ニーズを掘り起こしと言うのですが。
ある意味、情弱ビジネスのようなものですね。
リスクをゼロにするコスト
この記事を見て、金融機関などが不必要に不安を煽ることもサラリーマンを長く働かせてしまう理由の1つになっているのだろうなぁと感じました。
そもそもリスクをゼロにするには莫大なコストと引き換えになる。
本当はどこかで折り合いをつけなくてはならないのですが、多くの煽り情報によって、その折り合いがつかなくなってしまいます。
その結果、不必要に働き、不必要にお金を貯め、不必要な金融商品の契約をする・・・というパターンに陥ってしまうのではないだろうか。