G8各国の株価を比較
各国の株価を比較するにあたり、経済発展が安定期に入る先進国と、発展期にある他の国とは分けて考える必要があるため、G8各国の2017年の株価上昇率を比べてみました。2017年1月最初の株価と、2017年12月最後の株価の比較です。
8位:ロシア・・92%
7位:カナダ・・105%
6位:イギリス・・107%
5位:フランス・・109%
4位:ドイツ・・111%
3位:イタリア・・112%
2位:日本・・116%
1位:アメリカ・・124%
特定の1日だけの比較となりますが、ロシアのみ株価が下がっています。
そのなかでアメリカはダントツで124%まで上昇しました。日本も2位と健闘しています。
トランプ大統領は色々と叩かれているようですが、経済状況が絶好調のために根強く支持している人がいるのではないでしょうか。どれだけ綺麗なことを主張しても、景気を良くすることができなければ、富みは増えません。
確かに日本も頑張った
アメリカに続き2位となっていることは、十分評価できると思います。各国において景気を良くする努力をしたうえで、平均を上回る結果になっています。
さすがアベノミクス!!と言いたいところですが、評価されすぎているようにも思えます。ロシアを除けば平均的に110%程度の上昇をしています。アベノミクスとして日本だけ特殊な政策をしたので116%になったものではなく、平均値を上回る上昇分の6%みが評価に値する部分と考えるべきではないでしょうか。ニュースでは上昇分すべてとなる16%がアベノミクスとして報じられているように思えます。
一方で、下がっている指数もある
年初から購入を模索しているJリートは2017年に大幅に下落しています。東証RITE指数は年初の90%程度となりロシアの株式よりも下がってしまいました。
不動産関連の景気は良く、需給面で悪化していると言われますが、日経平均の上昇と逆の動きをするように右肩下がりで推移しています。
Ranpaとしては、低金利は当面継続することが予測され、分配金利回りが高まっている状況では底堅く推移するのではないかと考えています。
選挙で自民党の勝利もあり、当面は現状維持か
為替の動きや、各分野での海外との競争、高齢化の進展、北朝鮮問題など、油断できない状況にはありますが、短期的な目線で考えると2018年も2017年の延長線にあるため、世界的は株価急落がなければ現状維持になると予想します。
アベノミクスを過大評価することなく、引き続き適切な経済政策を継続してくれれば、スムーズなアーリーリタイア生活に移行できそうです。