キャピタルゲイン狙いの投資
ソフトバンクは投資銀行ではありませんが、投資銀行業務においては投資先事業のオペレーションから生じるインカムゲインを目的とする投資と、投資先事業が拡大過程にありM&AやIPOなどによるキャピタルゲインを目的とする投資があります。IPOを目的としたキャピタルゲインを狙った投資に個人が参加するには、以前であれば未公開株を購入することになりました。しかし「未公開株」は名前から感じるとおり、胡散臭いものが殆どで、未公開株詐欺が多く発生したこともあり、個人が手を出しにくい分野です。
零細企業の社長でも会社を大きくしたいと思っており、将来上場する夢を持っていますが、夢と現実は異なります。そこから「上場を目指している会社の株式を購入できる情報を持っていますが・・・」というセールスが発生します。
Ranpaも過去に知り合いからある未公開株を購入して、200万円程の損をした経験があります。250万円で購入しましたが、最終的にはIPOではなく、吸収合併されて50万円以下の株価になり売却しました。
種まき投資の考え方
色々な失敗を経験して「リタイア後の収支計画 リート・ソーシャルレンディングなど」にも記載しましたが、Ranpaの基本スタンスとしては、資産を構築してインカムゲインによる収益を柱と考えています。短期的な株式売買によるキャピタルゲイン狙いも卒業しました。しかし、ソフトバンクによるアリババのような、種まき投資によるキャピタルゲインについては、今後の投資を考えるなかで、改めて候補に成り得ると思い始めました。
その理由は、クラウドファンディングなどによる投資環境が発達してきたことによります。
ソフトバンクの20億円
20億円を普通に考えれば超高額ですが、ソフトバンクの投資規模としては、芽が出るかどうか分からない1粒の種なのかもしれません。たくさん撒いた種の中から大きく育った1つがアリババということになります。
個人レベルで種まき投資をすることは、従来であればできませんでしたので、検討範囲から除外していましたが、昨年あたりから活発にこの市場が拡大してきました。
エメラダ・エクイティの口座を作ってみました
そこで気になっていた、エメラダ・エクイティという株式投資型のクラウドファンディングに口座開設を申込してみました。
ここは、上場またはM&Aなどのイグジットを目指すベンチャー企業を見つけ、ネット上で投資を募集するもので、2017年11月に開始しました。
エメラダ・エクイティは上場を目指す企業を見つけ出し、Webに公開して出資を募ることになります。出資者側は7万円から投資できるため、個人投資家にとっては1粒の種として投資ができることになります。「これは面白い」と思うものに幾つか投資をして、そのうちの1つでも上手くいけば大きなリターンになる可能性があります。
ソーシャルレンディングは投資先の企業が分からないため、面白みに欠ける部分もありますが、興味ある分野や将来性を考えて投資するという面白みが出てきます。
ソーシャルレンディングは投資先の企業が分からないため、面白みに欠ける部分もありますが、興味ある分野や将来性を考えて投資するという面白みが出てきます。
以前の未公開株を取扱う業者と異なることは、金融商品取引業として登録、情報公開されている部分が大きく異なる点です。上場を目指す企業への投資として大々的にサービスを開始し、IPOする会社が全く出てこないことは考えにくく、情報がWebに公開されているので、1年もすれば事業として成り立たなくなると考えます。
Ranpaもシステムや仕組みの構築に関する仕事をしていますが、一般顧客のお金を預かる仕組みの構築には相当の費用を費やす必要があり、長期的に発展するものでなければ採算に合わないと言えます。
Ranpaもシステムや仕組みの構築に関する仕事をしていますが、一般顧客のお金を預かる仕組みの構築には相当の費用を費やす必要があり、長期的に発展するものでなければ採算に合わないと言えます。
いまのところ、口座開設して「これは面白い」というものが出てくれば、すこしづつ分散投資していくことを考えています。まずはWebで情報入力をして、本人確認書類をアップロードし、書類の送付を待つようです。
口座開設は無料ですので、もし興味があれば⇒エメラダ・エクイティ