軽トラに緊急ブレーキを搭載したというTVCMも見るようになりました。確かに軽トラは高齢者がよく乗っているように思えます。
アーリーリタイアする観点での高齢ドライバー事故を考えてみます。
アーリーリタイアをするための家
アーリーリタイアをするための家にも色々あると思います。例えば、独身なら実家で良く、既に持ち家の人もいるでしょう。
しかし無職は賃貸契約がしにくいので、通勤のことを考える必要のない地方に、住宅を購入する人は多いと思います。
その場合、駅やお店から離れた場所になりやすいのではないでしょうか。
その後に再就職することを想定しなければ、高齢者となっても住み続ける家になるでしょう。
リタイア後に住む家は、高齢になっても住むことができる家を探す必要があります。
家を探していると・・
今の家を前提にすると、駅まで歩いて行けて、コンビニも近く、自転車があれば車が無くても生活できなくはありません。
そのような環境で考えれば何てことは無いのですが、地方を前提にリタイア後の家を探してみれば、コンビニまで1km、スーパーまで1.2km・・・というような物件は普通に出てきます。
アーリーリタイアしてすぐであれば、自動車もあるので不自由しないと思いますが、老後のことまで考えると不安になります。
流石に建売住宅は人里離れたド田舎に建てることはないですが、どんな田舎でも人は住んでいるでしょう。
コンビニまで5km、スーパーまで6kmになってしまうような場所です。
免許証の返納
ニュースでは高齢になっても免許証の返納率が低いと言っていますが、そもそも自動車がなくては生活できない高齢者は星の数ほどいるのではないでしょうか。
以前、「未婚率の上昇、独居老人の増加、孤独死の増加、その保有資産はどうなる?」にリタイア資産の問題を記載しましたが、独居老人は増加していきます。
高齢になって自動車を必要とする人が増加していけば、高齢ドライバーによる自動車事故は増加するというロジックが見えてきます。
アーリーリタイアのための住宅探しは、高齢ドライバーによる自動車事故と関係のある、他人事ではないニュースではないでしょうか。
アーリーリタイアの住宅探しで考慮すべきポイント
45歳でアーリーリタイアするとには老後の想定までしにくいのですが、以下のような考慮すべきポイントがあると考えました。
- 徒歩のみで買い物ができる
- 駅やバス停が近い
- 複数の医療機関が選べる
- 高齢者向けの公共サービスが整備されている
「購入した1400万円の一戸建てはどんなものか、セキスイハイムの特徴」に記載の購入物件では、1~3は満たしていますが4はイマイチというものです。
高齢者向けの公共サービスで、上を見れば様々な自治体があり、高齢者に贅沢なサービスを無料で提供しているところもあります。
概ね、都市部の高齢者比率の低い自治体ほど、高齢者に贅沢なサービスを提供できている傾向にあるため、地方で4まで満たす住宅を探すのは難しいのが現実でした。
高齢ドライバーの事故から学ぶこと
高齢ドライバーの事故増加は、少子高齢化が進む日本の姿を現していると思います。
恐らくこのまま進めば、少子高齢化による生産活動を含めた問題はどんどん拡大していくでしょう。
少子高齢化の問題は急に拡大するものではなく、徐々に進んでいくものですので、このような事象をもとに自身に置き換えて備えていかなくてはなりません。