先日、日本の外食は海外と比べ、とても安くなっているというニュースを見ました。
確かに、昔、海外旅行をした時でさえ、軽食でも1,000円を軽く超えるぐらいであったような記憶があります。
場所にもよるとは思いますが・・・。
ただ、興味深かったのは、今の値段だけではなく、過去からの上昇率が全く違うということです。
海外では時間とともに値段が高くなっているため、そのような差となっているようです。
モノの価格は変わらないという感覚は正しい?
そのニュースでは、マクドナルドのビックマックを例に値段の変化を比べていました。
今の値段は30年前と比べ、アメリカは約2.5倍、中国は2.6倍になっているのに、日本はほぼ同価格のままとのこと。
アメリカや中国では以前は2個買えるお金があっても、今では1つも買えない・・・ということになりますね。
日本では、以前に2個買えるお金があれば、今でも2個買うことが出来るのですが・・・。
もちろん、ビックマックが全てを表すという訳では無いのですが、それにしても、この差は大きいと思います。
今までが特別であったという認識
アメリカや中国での値段の上昇は恐らく今後も続くと思うのですが、逆に、日本はこのまま停止した状態が続くのでしょうか。
もしそうであれば、値段の差はどんどん開くことになるのですが、そもそも値段の差はどこまでも開き続けるものではないはずですよね。
これ以上その差が大きくならないためには、アメリカや中国の値段の上昇が止まるか、日本の値段が上昇するのか、どちらかが必要でしょう。
恐らく、日本は今までが特別であって、今後は諸外国と同様に値段が上昇する可能性は高いように思えます。
物価に連動しない資産を持つリスク
そうなれば、保険や普通預金は使っていないのに価値が減っていくのでしょう。
計画上では、それらの資産により働かなくても十分に生活が出来るはずだったのですが、足りない状態になってしまいます。
気を付けなくてはならないことは、過去30年間も同じ値段であったため、物価上昇のイメージを持ちにくくなってしまったことだろうと思います。
気付かないうちに、計画は過去の経験則に基づいて設定してしまいますので。
過去30年間も同じ値段が続いた反動があるかもしれませんし・・・。
Ranpaの場合、ある程度は物価に連動する資産を持たなくてはならないと考えています。
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