昨日のブログに、預金が増えることに快感を覚えるのはギャンブルと同じではないか・・・ということを記載しました。
お金を増やすこと、若しくは減らさないことに快感を覚えると。
本来、お金を貯めるのは何に使うか・・・が目的であろうと思うのですが、使い道が無くても貯めるだけで快感を覚えてしまう。
十分な資産があるのに節制してしまうのは、そんな理由があるのでしょう。
資産が減少していく恐怖
一方、別のブログでは、投資をしないリタイア生活の恐怖・・・についても記載しました。
給与収入の無いリタイア生活者の場合、時間が経過するだけ、生きているだけでお金がどんどん減っていきます。
減り続けると不安になるので、運用収入で補おうとしてしまう。
お金を増やすこと、若しくは減らさないことに快感を覚え、逆に、減っていくと恐怖を感じてしまうのが人間の心理ではないだろうか。
妙な行動をしてしまうのは
経済合理性の無い妙な行動をしてしまうのは、そんな心理が関係しているのだろうと思うのです。
節約するのはミニマリストだから・・・とか、投資をするのは社会に貢献するため・・・とか、働き続けるのは働くことが楽しいから・・・とか。
それらは本当の動機ではなく、お金を増やすこと、若しくは減らさないことに快感を覚え、逆に、減っていくことに恐怖を感じる人間の心理が後押ししているのではないだろうか。
自分でも気付いていない、潜在的な動機です。
計画通りにいかない
計画をしても計画通りにはならないのは、そんな潜在的な動機が邪魔をするからでしょうね。
アーリーリタイアの計画をしても働き続けてしまったり、リタイア後の出口戦略を考えてもついつい節制をしてしまう。
これに打ち勝つには、やはり数字であって、シュミレーションを繰り返す他に無いのだろうと思います。
これで大丈夫だ・・・というシュミレーションを繰り返すことで安心し、理性で感情をコントロールしなくてはならないのだろうと考えます。