最近は高齢でも元気に働かれている人は多いように思います。今後もその状況は拡大していくでしょう。
高齢でもバリバリ働く人の心境は?
会社で嘱託を希望する人に、定年して家に居ても仕方がないということを聞きます。生活するのに働く必要があれば別ですが、定年退職する人は退職金も相応にあり、年金もそれなりにいただけるはずです。
しかも支給年齢を過ぎて働くと、本来、支給される年金額が削減または全額停止になってしまいます。それでも働いている人は多いようです。
「年金は停止されても、働けばそれ以上の収入になる・・・。」
確かにそうですが、いままで何のために年金を支払ってきたのか、とても腹立たしい状況ですが、多くの人はその選択をしています。
多くの収入を得ているスポーツ選手の心境は?
スポーツ選手は多くの収入を得ていますが、それでも契約延長をすんなりしないことは良く見かけます。サラリーマンが一生働いて得られる収入を、数年で獲得していているのにと、多くの人は感じているでしょう。
世界レベルでは数十億もの年収をもらえる選手もいますが、お金の問題となるとダークなうわさもよく耳にします。
スポーツ選手は労働としてスポーツをしておらず、極めたい・評価されたい、という心理から、収入は、極めたり評価されたという尺度ではないかと思います。
もしくは人間の持つ、果てしない向上心から来るものでしょうか。
マズローという心理学者は、いろいろな欲望を満たしていくと、最後は自己超越を目指すと言っています。
もしそうであれば、高額の報酬を得ても欲望は満たせないことになります。
多くの収入を得ている日本の実業家の心境は?
ソフトバンクの孫社長は、若い頃に翻訳機を作って成功し、その後、何度も成功を繰り返し、Tモバイルの買収に注力しているようです。
60歳になられたようですが、まだまだ事業の拡大に意欲的で、2017年のフォーブス長者ランキングでは国内№1で、212億ドルの資産を持っているそうです。
普通の人が感じることのできない世界であることは間違いなく、多くの欲望は満たされたうえで、違ったものを求めて進んでいるのでしょう。
第4次安倍内閣が発足しましたが大臣の年齢は?
11月1日に第4次安倍内閣が発足しましたが、その構成メンバーも当然ながら高齢の人が多くなります。
再編や憲法改正など、日本が目指すべき道に関する議論は多くあるでしょうが、45歳でアーリーリタイアを目指すRanpaの考えにくい世界です。
日本のため、世の中のために働くことは必要なことで、尊敬すべきことですが、政治家は自己超越を目指す向上心がなければできない仕事でしょう。
70歳以上:5名
60歳代:8名
50歳代:11名
ないものねだりする人間の本能をコントロールする
子供の教育現場では、頑張れば絶対に実現するという洗脳に近いトークで、やる気を出させる方法が使われていますが、大人になれば自分の価値を正しく知ることが必要です。
アーリーリタイアを目指す考え方では、人間は必ず死という到達点を迎えるため、逆算して自分に最も相応の価値を探すことが、費用対効果の観点から重要となります。
人間は本能として、ないものねだりをしますが、人間は動物ではないため、本能をコントロールする能力を有します。
良い表現では、現状を正しく理解し、現状に満足できるようにすること。
悪い表現では、向上心を持たないようにすること。
普通のサラリーマンが幸せに生活するには、ないものねだりの欲求をコントロールして、自分を正しく理解することが近道ではないかと考えます。