ソーシャルレンディングに関する認知度について記載をします。
フィンテックとしての紹介
「メガバンクが店舗を大幅削減するというニュースについて」でフィンテックの記載をしましたが、ソーシャルレンディングもフィンテックプレーヤーとして紹介された記事を見かけます。金融機関でフィンテックを推進する立場にあるRanpaとしては、投資しているソーシャルレンディングがフィンテックとすることに違和感を感じます。クラウドファンディングとして広義のフィンテックに位置するのかもしれませんが、どちらかと言えばローテクで、最先端の技術は感じませんが・・・。
しかし、新聞や雑誌にソーシャルレンディングが掲載されていくことは、認知度が向上し、接する人が増加していることになりますので、健全性も向上すると考えます。
しかし、新聞や雑誌にソーシャルレンディングが掲載されていくことは、認知度が向上し、接する人が増加していることになりますので、健全性も向上すると考えます。
テレ東のWBSでの紹介
日本経済新聞社がスポンサーとなっているテレ東のワールドビジネスサテライトでも、何度か紹介されました。WBSは経済情報として新しい取組みを紹介する傾向があるので、ソーシャルレンディングはネタとしては面白いものになると思います。
こちらも公共の電波を通じて放送されたことに、大きな意義があったことと思います。
証券会社との提携
銀行・証券・保険業は、金融庁による監督が厳しく公共性の高い業種です。従業員が数名規模のソーシャルレンディングが、証券会社と提携を開始しています。
クラウドバンクはもともと証券会社が運営していましたが、maneoはGMOクリック証券、オーナーズブックは松井証券と提携しているようです。
証券会社側としては、新たなサービスの提供となり、ソーシャルレンディング側としては知名度の向上や、資金調達手段の向上になると思います。
銀行・証券・保険の中では、証券が最もイケイケ感が強く、大小様々な会社があるとはいえ、証券会社のお墨付きを得たことは大きな安心感が持てるようになりました。
銀行との提携
maneoのHPに、東京スター銀行・オリックス銀行とコミットメントライン契約を締結したという記載があります。コミットメントラインは融資枠のことで、一定額まではいつでも審査なしに借入れできる契約です。
一般企業でもそのような契約をしているため、この契約をしたからといって健全であるとは言えません。しかし、詐欺まがいの取組みに対して銀行が融資していたとなれば大きな問題になってしまうため、ソーシャルレンディングの運営会社に対し、銀行が公式にコミットメントラインを設定したことに意義があります。
こちらも、東京スター銀行・オリックス銀行といった、新しい取組みを積極的にしている銀行に限定されているようですが・・・。
認知度と利回りの関係
社会的な認知が広まり関与する人が増えていけば、適当なことは出来なくなっていきますので安全性は向上すると言えます。関与する人が増えて、安心感が高まれば、提供する利回りは低めに設定しても資金が集まるようになっていきます。
認知度が高くなりすぎることも、利回りを考えれば必ずしもプラス面ばかりではありませんので、程よく安全性を高めて欲しいものです。(運営会社側は知名度を高めて、手数料率を高めたいでしょうが・・)
数年前からソーシャルレンディングには注視してきましたが、そのような環境変化を見届けて、2017年10月から投資を開始したものです。今後も適度に成長し、安全性と高利回りを維持していくことを期待します。