生涯年収を年金定期便から推測

2018年10月7日日曜日

収入試算

もうすぐ給与収入は無くなりますが、サラリーマンとしていくら収入を得たのだろう・・・そして、今ある資産はそのうち何割あるんだろうと考えることがあります。

先日、ねんきん定期便が送付され、その中に今までに納付した保険料と標準報酬月額(賞与額)が記載されていました。

記載されていた情報

ねんきん定期便ですので、受給できる年金の見込額は記載されていますが、今回は詳細版として、サラリーマンとなって厚生年金保険料を支払った月単位での金額も記載されていました。

標準報酬月額は、その月の給料とイコールではありませんが、収入に応じて支払う保険料のベースとなる収入額ですので、給料額に近い参考値として計算してみました。

その前提で見ると、サラリーマンとなって初めて貰った給料額がから確認することができます。最初の標準報酬月額は19万円でした。

昔はボーナスから厚生年金保険料は差引かれませんでしたが、平成15年から控除開始されていることも確認できました。


年ごとの給料総額の推移

ねんきん定期便の標準報酬(賞与額)を表に纏めてみました。
賞与は平成15年から厚生年金の対象となったので、それ以前は参考値として想像入力です。(赤字部分)
また、平成30年6月以降のデータも無かったので、想像入力です。(赤字部分)
単位は万円です。

給与も賞与も10年2倍になり、20年で3倍になってます。

標準報酬月額(賞与額)の単純合計では

上記の標準報酬月額(賞与額)の単純合計では1億5,600万円程です。22年間働いたので、平均すると700万円/年という計算になります。

ただし、直近の年収は覚えているので気付いたのですが、標準報酬月額(賞与額)の単純合計と年収は若干異なるようです。

調べてみると、賞与は150万円が控除対象となる収入の上限となるので、平成23年以降の標準報酬賞与額がすべて150万円となるなど、収入額とは乖離します。

しかし、概算としてはこれで良く、22年間の収入推移はこのようなものと把握できました。


年収増加のカーブ

改めて年収推移を観察すると、1~3年目までは極端に低く、中盤は少しづつ増加し、40歳ごろから増加額が大きくなっていたようです。

また、賞与は平成15年から厚生年金保険料の控除対象となったのですが、今年の夏の賞与に対する厚生年金保険料は13万7千円ぐらいでしたので、昔はその金額だけ手取りが多かったと思うと羨ましくなりました。

計算した標準報酬月額(賞与額)の単純合計となる1億5,600万円は、実際の収入との差がどれだけかは分かりませんが、一般的なサラリーマンの生涯賃金が2億5000万円などと言われますので、それより1億円程少ないようです。

でも仕方が無いですね、35年程働くところを20年しか働かないのですから・・。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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