家賃や住宅ローンに次ぐものとして保険があると思います。
サラリーマン時代を振り返ってみると、保険は最低限にしていたように思えます。
アーリーリタイアに至る、サラリーマン時代の生活費について記載します。
参考ブログ:リタイア生活を左右するのは固定費ではないか
日本人は保険が好き
先進国のなかでも日本は保険の加入率が高く、殆どの人は何らかの保険料を支払っていると思います。
よく分からない不安に対し、とりあえず保険を手当てしておかなければ・・・・と感じ、普通は保険に入るので自分だけ入らなければまずいだろう・・・と考えてしまいます。
アーリーリタイアをしてから、平日でもファミレスに行くことが多くなったのですが、近くのテーブルで何やら保険らしき説明を受けている様子を何度か見たことがあります。
保険以外にも、講師のような人が数名を相手に何やら人生相談のような話をしているのをを聞いたり、何かの商品の説明を受けているのを聞くことがあります。
ファミレスはセールスの場所として使われていることを改めて感じます。
ファミレスはセールスの場所として使われていることを改めて感じます。
保険に戻りますが、自動車保険は任意と自賠責があり合計で15万、生命保険に3万円/月として年間36万円、これだけで50万円になってしまいます。
車を2台持っていたり、学資保険や年金にも入っていたり、地震や火災保険にも入っていたりそれぞれですが、意外に大きな金額を支払っていると思います。
保険本来の目的
以前、「家計の見直し対象にされる保険、Ranpaの加入状況」に記載しましたが、Ranpaの保険は最低限のみとしていました。
生命保険の契約はせず、ネットの自動車保険と火災保険のみです。
もし不幸が起こった時、その損害の一部を補填してくれるのが保険の本来の目的で、まずは不幸を起こさないように考えるのが本筋です。
不幸を起こさないようにする努力によって、ある程度の保険は不要になると思うのですが、多くの人は手っ取り早く保険で手当してしまうように感じます。
例えば、自分の車の修理費用を補填するために車両保険があるのですが、仮に事故などで修理が必要になったとしても、修理費用は最大に見積もっても生活費から支払えない金額ではないと思えます。
医療保険も同じで、最大○○日まで保障というものですが、その最大○○日間入院したとしても生活費から支払えない金額ではないと思えます。
死亡したときに○○万円もらえる生命保険も同じで、死亡したときに残された家族は○○万円もらえなければ本当に生活が出来なくなるのでしょうか。
交通事故や入院、死亡は不幸なことで、それを回避する努力は難しいことですが、起こった後の経済的な不幸は保険以外の方法でも回避することができます。
そちらの努力で回避できないものだけ、保険が必要になると考えます。
保険が要らない人
お金の無い人が通勤に車を使っている場合、事故で車が潰れたときには働けなくなるかもしれません。
お金の無い人が病気になっても、医療費を支払う余裕がないので我慢をしなくてはならないかもしれません。
お金の無い人は、保険による手当てが必要なのだと思います。
逆に、お金持ちは保険が無くても自己資金で支払うことが出来るので保険は不要です。
お金の無い人が保険料を支払えばもっとお金が無くなり、お金持ちとの差は開きますが、それが現実であろうと思います。
アーリーリタイアを目指してある程度のリタイア資産を持つような人は、保険は要らないのではないでしょうか。
保険のコスト
このブログでは、お金を右から左に動かすだけでコストが発生することを何度か記載しました。
参考ブログ:【驚愕】ふるさと納税で返礼率60%!?南種子町
保険も同様に、多数の人からお金を集め、事故が起こった時にお金を支払うためのコストは大きく、集めたお金はコストを払ってどんどん目減りしていきます。
最近は保険の無料相談所のようなコマーシャルを良く見ますが、それらの運営もそのコストのひとつです。
競馬や宝くじと同じで、集めたお金からコストを差引いた残りを一定の条件で支払う仕組みなので、そもそも胴元以外は損する仕組みであろうと思います。
アーリーリタイアを目指すのなら
サラリーマン時代にRanpaは入院をしたことがあるのですが、会社の健康保険や共済会などから色々と見舞金をもらったことがあります。
また、福利厚生として会社が従業員に保険を掛けており、死亡したときには役職に応じた金額が死亡退職金として通常の退職金に上乗せされる規定がありました。
努力して調べると、意外に保険は無くても良くなるもので、特にアーリーリタイアを目指してリタイア資産をつくっている人であれば、殆どの保険は不要になると思います。
無駄な保険料の支払いを止めれば、さらにリタイア資産の増加速度が速くなるのではないでしょうか。