サラリーマンが気付かない働いていない人達

2019年5月20日月曜日

リタイア後の生活

アーリーリタイア生活をしていると、働き盛りの人が平日の昼間に家族で買い物をしている光景を見ることになります。

当然、地方では高齢者の比率は驚くほど高いのですが、それに混じって30代・40代の男性も見かけます。

都会でサラリーマン生活をしていると、同年代のほとんどの人は同じように働いているように感じてしまいますが、ゆったりと生活している人も多いことを知りました。

平日にも休むことが出来る仕事や、夕方6時ぐらいには家に帰ることが出来る仕事など。

アーリーリタイア生活をしている側から見ると、働いていない人は何故か同類のように感じてしまいます。

統計によると84%の男性は働いている

働いている人の割合を知るための数値として就業率というものがあり、15歳以上の人が就業している割合を表します。

15歳から64歳までの就業率は77%で、約3/4の人は働いているようです。

しかしこれを男女別に分けると、男性は84%、女性は70%になります。

この数字を高いと感じるか、低いと感じるかですが、100人の男性のうち16人は働いていないと考えれば少し意外に感じます。

16人の中には、15歳以上の学生や病気で働くことが出来ない人などが含まれますが、それを考慮しても働いていない人の割合は高いと感じます。

逆に女性は70%ですが、専業主婦は意外と少なくて高いように感じます。


働いていたとしても

仮に働いていたとしても朝早くから夜遅くまで働く仕事以外に、もっと休みが多くて早く帰ることが出来る仕事も多いものだと感じます。

サラリーマン時代は朝早くから夜遅くまで働いていたので、そのような生活をしている人と接することは少なかったのですが、リタイア生活をしているとよく見るようになります。

就業率として読み取ることが出来る、「働いている・働いていない」ではなく、ゆとりのある働き方をしている人は多いようです。

女性の70%は就業しているようですが、パートタイムなどの空いた時間だけ働く人も多いはずです。

生涯現役社会という誤解

75歳定年や年金の支給年齢変更など、これからは高齢になっても働く時代になっていくように感じます。

60歳以降も仕事するつもりは7割近く?」にも記載しましたが、多くの人は長く働きたいと考えているようです。

このような情報が多くなってくれば、朝早くから夜遅くまで働いている人は、高齢になっても働くことは必然と感じやすいものです。

しかし実際には働いていない人も多く、海外ではもっと就業率の低い国は多くあります。

朝早くから夜遅くまで働いている人は、働くことが当然となり、働かない生活が想像しにくくなってしまうように思えます。

働いていない人が多いことに気付けば、アーリーリタイアはもっと身近なものになるのではないでしょうか。

以前「アーリーリタイアしない人の考え方、現状維持バイアスについて①」や「アーリーリタイアしない人の考え方、現状維持バイアスについて②」にも記載しましたが、いつも見る光景だけで考えてしまえば現状維持が続いてしまうものです。

自己紹介

自分の写真
金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

ブログ村ランキング

QooQ