また今日から株式も取引開始となりましたが、株価は世界経済やら円高やらで年初から大きく下げてしまい、保有のリートも今日だけで約25万円も評価を下げ、新年早々から芳しくありません。
そんな状況ですが、テレビを見ていると60歳以降も仕事するつもりは7割近くになるというニュースがあったので、それに関する記載をします。
仕事始めの日に初詣に行くと
サラリーマン時代から正月は近所の神社へ初詣に行っていました。
地元の小さい神社ですが、それなりに正月の対応をしており、地元の人が参拝をしています。
有名で大きな神社は混雑するので今までは行くことは無かったのですが、リタイア生活となったので三ヶ日が終わり仕事始めになった今日を選んで、有名どころへの初詣に行ってみました。
思ったよりも人は多かったのですが、平日ですのでスムーズに参拝することが出来ました。
参拝する人を観察していると、平日ですので高齢者と学生らしき人が多く、サラリーマンの年齢層は少ないように感じました。
平日は高齢者が徘徊している
今日に限らず、アーリーリタイアをして平日に外出をすると、出くわす人の比率は必ず高齢者が多くなることに気づきます。もともと高齢者の人口は多く、ここは地方なので多いのはあたりまえですが、休日よりも格段に多くなることを感じます。
イメージとしては、以下のような感じです。
休日:子供から老人まで(ただし、老人は多い)
平日:子供から老人まで(男性の20代~50代除く)
つまり、平日に出くわす男性は高齢者が多いという傾向になります。
60歳以降も仕事するつもりは7割近く
そんな中ニュースでは、60歳以降も仕事をするつもりと答えた人は7割近くあったという調査結果を発表していましたが、本当なのだろうかと感じてしまいました。
「働けるうちはいつまでも」と答えた人が29%、
「65歳くらいまで」が19%、
「70歳くらいまで」が14%のようです。(NHK世論調査)
「辞められるなら、今すぐにでも辞めたい」という割合がそれなりに出てこないのだろうか・・・。
もし、「働けるうちはいつまでも」と考えている人が多いのであれば、平日に出くわす高齢者の29%は「働けるうちはいつまでも働きたいのだが、仕事が無いんだ・・」ということになります。
アンケートのからくり
サラリーマン時代に、企画の裏づけとしてアンケートを実施していました。
ある企画を実施したいとします。費用対効果の説明や、同業他社の状況、その企画を実施した場合の効果、その企画を実施しなかった場合の影響など、企画を推進するための企画書には様々な理由を記載しなくてはなりません。
対象となるターゲットへのアンケート結果もそのひとつでしたので、アンケートを何度か実施したことがあります。
ただし、やるからには企画の趣旨に合った結果になることが前提であり、回答が企画の趣旨どおりになるように、質問を考えます。
例えば、企画の趣旨どおりの質問は、誰でも「○」を選択するようなものとし、趣旨に合わない質問は分かりにくくして「×」を選択しにくくします。
多くの人はアンケートなど真剣に読み込まないので、作成者が誘導したように回答してくれるものです。
特に、電話アンケートであれば、強力な誘導ができてしまいます。
サラリーマン時代はそのような無駄でも企画を通すためだけのアンケートをしていたものです。
継続雇用の年齢引き上げ
アンケートの背景として、政府の社会保障制度改革があり、なるべく高齢者にも働いてもらい、自力で収入を得て社会保障費の抑制を目指していることがあります。
だからといって、そのアンケートがサラリーマン時代にしていたレベルのものとは思いませんが、質問者の意図によって結果が変わることには間違いありません。
平日にリタイアされた高齢者を見ることが多くなり、自分自身も長年に渡ってアーリーリタイアを計画してきたこともあり、そのような感じ方になるのかもしれませんが・・・。
本当に多くの人は長く働きたいと考えているのでしょうか。