アーリーリタイアしない人の考え方、現状維持バイアスについて①

2019年3月29日金曜日

アーリーリタイアの心境

Ranpaは35歳にはアーリーリタイアをする計画を開始しましたが、周囲の同僚は40代になっても全く考えていない人が多かったように思います。

住宅ローンがあったり、これからお子さんにお金がかかるなどの理由はあるとは思いますが、試算や計画ぐらいはしても良いのではないでしょうか。

恐らく多くの人は普通に生活が出来ている現状があるので、収入が無くなるような変化に手は出さないものです。

これは現状維持バイアスというものだろうと思います。

サラリーマン時代には良く聞いた・・・

今が正しいと考えるな・・・や、変化に目を向けろ・・・・など、サラリーマン時代には現状維持バイアスを持たないように教育されたものです。

会社で評価されるには、昨年までしてきたことを同じようにするのではなく、新たなことを実行して変化をもたらさなければなりません。

他社では普通にやっているのに当社ではやっていない・・・や、他社でもやっていない業界初となる・・・などはプロジェクトのプレゼン用語としてよく使ったものです。

昇格を狙っている人ほど、そのような変化に目を向けていたと思います。

しかし自分の生活については、なぜ、みんながやっていないアーリーリタイアを考えないのだろうと・・・思ったものです。

現状維持バイアス

若者は結婚しないと言われますが、独身でも普通に幸せなので結婚して失敗したくない・・・と考えるのも現状維持バイアスです。

大手キャリアの電話代は高く、格安携帯の方が安くなるようだが、よく分からないので大手キャリアのままにしている・・・というのも現状維持バイアスです。

現状に100%満足していなくても、ある程度の満足をしていれば、現状のままで良いと考えてしまいます。

格安携帯や新電力への移行が進まないのは現状維持バイアスによると言われます。


現状維持バイアスの悪いところ

現状維持バイアスの悪いところは、実は現状よりも良い方法があるのに放置をして損をしてしまうことです。

大手キャリアを使い続けたが格安携帯にする機会があって変えてみてから、もっと前に変えておけば良かったと感じるかもしれません。

アーリーリタイアに当てはめると、定年退職してから、もっと前に辞めても良かったと思うようなケースです。

放置する期間が長ければ長いほど、その損失は大きくなっていきます。

現状維持バイアスから抜け出すには

現状維持バイアスから抜け出す方法としてよく言われることは、直感的に判断するのではなく具体的な数値をもとに判断せよということです。

失業保険にも影響する厚生労働省のデタラメ統計問題」にも記載しましたが、サラリーマン時代の企画書では、数値としての裏づけが求められたものです。

経験に基づいて何となくや、感覚的に・・・が間違っているとは思いませんが、数値化すると思っていたものと違う結果になることがあります。

今まで普通に右が良いと思っていたが、実はケースによっては左の方が良い時があったなどの発見があります。

仕事を頑張って昇格や昇給をしたい・・・と考えるものですが、それは何の目的で? 昇給して何か購入する計画がある? と聞かれれば答えにくく、昇格というステータスは重要なのか? と考えても、答えは出にくいものです。

サラリーマン社会のなかでは「アーリーリタイア生活が近づくと変わってくる心境」にも記載したマインドコントロールが働きやすく、何故だか昇格や昇給を目指してしまうものですが・・・。

会社でプロジェクトの効果を数値化するのと同じように、昇格や昇給した効果についても数値化して考えてみれば、サラリーマンの現状維持バイアスから抜け出せるように思えます。

遠い世界のように感じるアーリーリタイアも、数値化すれば身近なものになるかもしれません。

収入や支出などは数値化しやすいものですが、続きは「アーリーリタイアしない人の考え方、現状維持バイアスについて②」に記載することにします。

自己紹介

自分の写真
金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

ブログ村ランキング

QooQ