外国人観光客の動向とホテル系リートについて

2019年5月19日日曜日

リート

アーリーリタイアして外出することが多くなったためか、観光地に行って外国人が多いことを本当に感じます。

以前「ホテル系リートへの投資スタンスについて」に記載したように、Ranpaはホテル系リートに投資をしているので、外国人観光客が増えて投資先のホテルの稼働率が良くなれば分配金が増えることになります。

そのため、外国人が日本に来てくれることは良いことだと思っています。

どこの国の人が多いのか

観光庁が宿泊旅行統計調査というものを発表しているのですが、そこにはホテル系リートに関係する色々な情報が含まれています。

まず国別の外国人比率ですが、5位までは以下の順位で全体の3/4を占めており、この順位は殆ど固定です。

第1位:中国
第2位:韓国
第3位:台湾
第4位:香港
第5位:アメリカ

テレビを見ているとヨーロッパなど色々な国からの観光客が増えているように感じるのですが、近所の国からの観光客が殆どです。

外国人観光客のインパクト

インバウンド消費が増加して・・・という言葉はよく聞くのですが、実際のところ外国人がホテルなどを利用している割合は全体の20%程度です。

増加はしているのですが全体の利用率としては一部にすぎず、今のところはまだ日本人の利用動向が重要であることが分かります。

しかし増加率としては、日本人が年に数%の増加であるのに対し、外国人は10~20%程度も増加しており、今後も増加することが予想されています。

そのような状況なので、ホテル業界は外国人観光客の宿泊に力を入れています。

ホテル系リートの特徴

リートは所有する不動産を貸して賃料収入を得るものですが、ホテル系リートは貸したホテル運営会社の業績に連動した賃料としているところが多く、ホテルの業績が良くなれば分配金が増加しやすくなります。

旅行者数が増加傾向にありホテル需要が伸びているので、純粋なホテル系リート以外にもホテルの組み入れを開始するリートは増えています。

実際にホテル系リートは過去5年を見ても、他のオフィス系やレジデンシャル系と比べて上昇しています。

ただし、ホテル需要が悪化すれば分配金も連動して下落しやすくなります。

10連休の影響は・・・

今年は10連休があったので例年よりも日本人旅行者は多かったと思います。

恐らくリゾート系のホテルをメインとするリートの業績は良くなるはずで、逆に会社が休みとなったのでビジネスホテルをメインとするリートの業績が心配です。

ただ、サラリーマン時代にビジネスホテルを使っていましたが、ロビーで一般観光客をよく見かけたように、ビジネスホテルタイプでもビジネスマン以外が利用することもあり、今回の10連休はビジネスホテルの稼働率も高くなっている可能性があります。

ホテル業界に限らず、10連休で業績が良くなった会社と悪くなった会社があるはずで、もうしばらくすると実績が発表され、結果が分かると思います。

史上初の10連休が良い結果となるのであれば、今後の景気刺激として考慮して欲しいものですね。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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