インカムゲインにおいてNISAの効果はどれぐらい凄いのか

2019年11月21日木曜日

投資全般

日本証券業協会の資料によると、証券口座を開設した人のうち1/3ぐらいの人がNISAによる投資の経験があるそうです。

この数値だけでは何とも言えないのですが、残り2/3ぐらいの人はNISAを使っていないということで、勿体ないなと思いました。

もともとNISAは2014年に始まった制度ですが、Ranpaは随分昔からこのような制度を望んでいました。

株価が低迷し、多くの金融機関で含み損を抱えて大問題となっていた頃、投資の促進として海外では実施されているこのような制度を、なぜ導入しないのだろう・・・と思ったものでした。

保険の分野では掛け金に応じて節税が出来る生命保険控除があるのに・・・と。

そろそろ今年の分配金収入が見えてきたので、NISAによる効果を試算してみました。

利用しているNISAの枠

NISA口座の資産は嫁と合算で900万円弱あります。

そのNISAによる今年の効果ですが、インカムゲインだけで7万円強といったところです。

ロールオーバー等を考慮せずに5年間で考えれば35万円も節税出来ることになります。

この効果をノーリスクで得られるというのがNISAの凄いところでしょう。

苦労して得た収益に20%課税されるインパクトは、キャピタルゲインよりもインカムゲインの方がものすごく大きく感じます。

来年になるとNISA枠はさらに増えますので、この効果はさらに大きくなるはずです。

銘柄別の効果一覧

投資しているリートから今年の分配金の試算表を作成しました。(予定含む)

もしNISAを使っていなかった場合は769,750円ですが、NISAによって841,129円に増えました。

※利益超過分配金などの誤差は考慮していません。

※差額が0の銘柄はNISA以外の口座で保有しているものです。

その他の効果も・・・

当然、売却した場合にも売却益が非課税となることは大きいのですが、それ以外にも、NISAを使った投資は長期保有しやすいというメリットもあります。

投資しているリートはリタイア資産として長期保有するつもりですが、値上がりするとすぐに売却したくなってしまいます。

しかしNISAを使えば売却すると売却分の枠が無くなるので、割り切って長期保有が出来るようになります。

インカムゲインを目的とした長期の投資、特にリタイア資産の運用には向いていると思います。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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