アーリーリタイアの計画は、何度も計算を繰り返し、考慮漏れの無いようにするものです。
しかし、その中には計画段階では答えが出ないため、ある程度の幅を持って準備しなくてはならないものもあります。
もらえる公的年金はいくらか・・・という問題も、その1つです。
仮に公的年金が予定通り支給されると
多くの人は年金を頼りにしてはいないと思いますので、もし、減額されずに予定通り支給された場合は想定外の状況に陥るのではないでしょうか。
Ranpaの場合、厚生年金は45歳まで、それ以降の国民年金は免除申請をしていく予定ですが、その状態でも月に約16万円の年金受給が出来てしまいます。(嫁と合わせて)
関連ブログ:ねんきん定期便に記された年金額はいくらだったか?
リタイア後の生活費は20万円を想定していますが、実際には16~19万円ぐらいで生活が出来ていますので、年金があれば何とか生活は出来てしまいそうです。
関連ブログ:生活費はどこまで削ることが出来るか
仮に90歳まで生きるとして計算すると、65歳から25年間、16万円×12ヶ月分となる192万円をもらい続けると、合計で4,800万円にもなります。
もらえるかどうか分からないものとして無視することの出来ない金額ではないでしょうか。
おかしな話ですが、予定通り支給された場合、予定が狂ってしまいそうです。
リタイア計画における公的年金の位置づけ
リタイア計画を考える際、公的年金がどれぐらいもらえるか・・・は難しい問題です。
関連ブログ:年金不安とアーリーリタイアの関係
殆どもらえない最悪のケースもありえますし、想定よりも多くもらえる可能性もあるでしょう。
もし保守的に計算しておいて、実際には計画よりも多くもらえることとなれば、お金は余ってくるはずです。
もらえる年金額が確定すれば、生活水準を数段上げることになるかもしれませんね。
リタイア計画は万が一のことも考慮して保守的に考えるはずですから、想定よりも年金額が多くなり、リッチな暮らしに変わる可能性は高いのかもしれません。
期待をしています
先日、歴代日本最高齢者が117歳になったというニュースを見ました。
この方が何歳から年金を受給されているのか分かりませんが、もし60歳であるとすれば人生の約半分は年金暮らしとなります。
長生きされる人がどんどん増えるため、流石に、年金を現状の水準に維持することは難しいと思いますので、あとは削減幅の問題です。
年金不安を煽る情報によって、年金に全く期待しない人は多いと思えますが、もらえる金額によっては生活が大きく変わる可能性がある、実は大きな影響のある事柄なのです。
例えるなら、老後を始める際に宝くじに当たるようなものでしょう。
公的年金は、リタイア後の生活水準を激変させる可能性があるものとして、大いに期待をしています。