リタイアしてすぐに退職金を使い果たし、こんなはずではなかった・・・という話を聞くことがあります。
殆ど投資をしたことの無い人が、退職金で投資デビューする・・・という話も時々聞きます。
リタイアすると給与収入が無くなり不安定な立場となるのですが、さらにリタイア生活者の足を引っ張るものがあります。
足を引っ張る魔の手について考えてみます。
すっからかんになった有名人
時々、有名なプロ野球選手が引退後にすっからかんになっていたという話題を耳にします。
昔は相当額の収入を得ていたのですが、すべて使い果たし、今では4畳半のボロアパートでアルバイトをしながら生活している・・・というようなパターンです。
普通の人からすれば、どうすれば使い果たすのだろうか・・・と理解に苦しみますよね。
逆算すると、毎日数十万円を使わなければ無くならないペースであり、果たしてそのようなことは可能なのかと。
しかし、時々話題になるぐらいですから、現実に起きているのだろうと思います。
すっからかんになる理由
一般的に、有名人は以下の理由ですっからかんになりやすいそうです。
有名になって収入が増え、使うお金も比例して多くなった人が、引退して収入が少なくなった後でも使うお金は多いままで使い果たすケースです。
一度、贅沢を味わうと、元の生活に戻すことが出来ない人はいるそうです。
もう1つは、有名になると色々な方面から怪しい誘いが来て、騙されてお金を取られてしまうパターンです。
考えてみると、お金持ちの有名人は危険で不安定な立ち位置にいるのかもしれませんね。
相当に注意しなければ、引退してすっからかんになってしまいそうです。
リタイア生活も似ている
お金持ちの有名人とレベルは違いますが、リタイア生活も少し似ている部分があります。
退職金を得れば一時的に資産が増えますし、ブログなどをしていれば情報が露出する可能性があります。
リタイア資産が少ないため、リタイア後はサラリーマン時代より生活レベルを下げる計画であったのですが、退職金をもらって麻痺し、以前の水準のまま暮らし続け、想定よりも早く資産が底をつく可能性があります。
ブログなどで露出した情報をもとに怪しい誘い来て、騙されてお金を取られてしまう可能性もあります。
そうならないためには、自分を見失わないようにすることと、怪しい人達に情報が流れないようにすることが肝心だと思います。
すっからかんになってしまった有名人は他人事では無いのです。
危険な魔の手が意外なところに潜んでいるかもしれません。