風が吹けば桶屋が儲かる・・・という言葉があるように、全く関係が無さそうに思えることが意外に関係していることもあります。
アーリーリタイアに関しても、意外に関係が無さそうなところから、その動向を探ることが出来ることがあります。
アーリーリタイアする・しない・・・は色々なものと関係していると思いますので。
今回はスマホの新料金とアーリーリタイアの関係について考えてみます。
ahamo等に切り替える人は増えるのだろうか
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのスマホを使っている人は、平均月に8千円ぐらいの通信費を支払っているそうです。
今回、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの各社は3千円以下のプランを出したのですが、どれぐらいの人が移行するのでしょうか。
当然、サービスの内容は変わるのですが、普通に使う場合はこのプランでも十分すぎるぐらいであろうと思います。
そのため、経済合理性で考えれば、殆どの人が、これらの新プランに移行するように思えてしまうのですが・・・。
しかし、移行しない人も多いのでしょうね。
安くても切り替えない人
今でも格安携帯と呼ばれるサービスはあるのですが、シェアはイマイチ伸び悩んでいるようです。
変更することが面倒であったり、知らないものには手を出したくないと思うなど、現状維持バイアスが働いているのだろうと思います。
今回の新プランは、どれぐらい現状維持バイアスが強力なものかを測る、良い機会となるように見えます。
これはアーリーリタイアする人の動向にも関係していると思います。
アーリーリタイアの準備は整っているのに、とりあえず現状維持をして働き続ける人がどれぐらいいるのか想像が出来ます。
Ranpaとしては、現状維持バイアスによって、アーリーリタイアしない人は相当に多いと見ています。
これから出てくる数値が楽しみ
発表から約1カ月後の時点で55万人がahamoに事前の申し込みをしたというニュースを見ました。
楽天モバイルが200万人の申込となるまで9か月かかったことを考えると、多いようにも感じます。
しかし、そもそもNTTドコモは数千万件も契約があるのですから、まだまだ動きはこれからであろうと思います。
現状維持バイアスにコントロールされる人がどれぐらい多いのか、今後出てくる数値を楽しみにしています。