地方に住んでいることもあり、平日に外出すると高齢者ばかり見かけます。
飲食をしている人、買い物をしている人の他、働いている人も高齢者が目立ちます。
人生100年時代ともなれば、子供を除いた残りは半分以上が高齢者となるため、高齢者が多くなるのは当然のことですね。
このまま高齢化が進めば、リタイアする年齢はどんどん遅くなっていくのでしょうか。
将来、早めにアーリーリタイアした人と、働き続ける人とでは、全く違った生き方になるのだろうとも思えます。
リタイアは多様化する
4月には70歳就業法が施行されるようですが、定年の概念が少しずつ着実に変わっていくことを感じます。
定年が無くなったり、延長されるのであれば、定年以外で退職する人が増えるはずです。
いったん退職して、違った職種として再雇用され働く人や、フリーランス契約として業務を委託される人など、働き方の多様化もするようです。
そのうち、アーリーリタイアというものの概念も変わってしまうのかもしれませんね。
広義的には定年退職前にリタイアするのがアーリーリタイアなのですが、その定年が曖昧なものになってしまうのですから・・・。
アーリーリタイアはアーリーだから価値のあるもの
定年が延長され、仮に65歳で退職してもアーリーリタイアになるとします。
それはそれで価値のあることですが、本来働くべき年齢であるのに働かない・・・ということに大きな価値があるのだと思います。
リタイアすれば自由となって、それだけでも価値のあることですが、アーリーリタイアはそれ以上に特別なものとしての価値が増すものであったはずです。
周囲はまだリタイアしていないのに、自分は働かなくても良い・・・ということに価値があるのでしょう。
65歳でアーリーリタイアしたとして、大きな価値を感じることは出来るのだろうか。
もし、リタイアが遅くなったら
アーリーであるリタイアに価値があるとすれば、遅いリタイアにはその逆の意味合いがあるのではないでしょうか。
普通の人よりも長く働くということは、周囲は既にリタイアしているのに、自分は働かなくてはならないという苦悩を感じることになりそうです。
働きたくて働くのであれば良いのですが、経済的な理由で、働きたくないのに働かざるを得ないという状況もあるはずです。
今後、実質的に定年が無くなりつつあるのであれば、早くにリタイアする人と働き続ける人との差は今よりもさらに大きくなるのでしょう。
何歳でリタイアするかは計画しておく必要がありそうです。
無計画に働き続けていると、気付いた時には、周囲は皆リタイアしているのに自分は働かなくてはならないという苦悩を味わうことになるかもしれません。
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