【実例】投資の失敗で退職金を減らすケース

2021年3月10日水曜日

投資全般

昨日、マイナス状態が続いていた退職年金の評価額が約1年ぶりにプラ転しました。

定点観測として記載している「資産・収入状況」には、iDeCoの評価額として表示しているものです。

退職年金はリタイア資産の一部分にすぎず、マイナス額も全体としては大して影響を与えない金額でしたが、プラ転したことが分かった時、非常に嬉しくなりました。

やはり、退職年金は他の資産とは違うものを感じてしまいます。

実際に、退職年金を減らしてしまった経験をもとに、投資で退職金を減らすケースについて考えてみます。


退職年金の評価額推移

退職時、退職年金の評価額は約275万円でしたが、コロナショックにより最大で約100万円減少(2020年3月25日)し、1/3が無くなってしまった状態になりました。

昨年の3月以降、約1年間、評価損益はマイナスの状態が続きましたので、どれぐらいマイナスであったかをまとめました。※各月の月初の金額です。


他の運用と全く違う感覚

コロナショックでは、退職年金よりも、寧ろ、リートの方が減少額としては大きかったのですが、退職年金の減少は全く違った気持ちになりますね。

お金に名前は付いていないのですが、退職年金は長年働いた結果としてもらったものなので、特別に扱うべきと感じるのです。

それが、最大で約1/3も少なくなった時がありましたので、非常に悔しいというか、空しくなりました。

他の運用資産も、退職金(一時金)としてもらったお金を含んでいるのですが、退職年金はiDeCoとして他の資産とは区分されているため、余計に意識をしてしまいます。

退職金は特別な感情を引き出しやすいのです。

リタイアしてスタートから失敗しないように

リタイアして退職金の運用に失敗する人はとても多いと聞きます。

投資に慣れていない人が、いきなり始めて失敗するケースが多いのだろうとは思うのですが、スタートから失敗すると、リタイア生活は前途多難になりますね。

大金が振り込まれると、何か運用しなくてはならない・・・と思うこととなり、良くないタイミングで投資をしてしまう確率が高まります。

投資は本来、余裕資金でするものですが、退職金は余裕資金のように見えて、実は生活資金であることを忘れてしまうのですね。

リタイアして、退職金の運用に失敗をしてしまった時のショックは、相当なものになるはずですので、時間をかけて少しずつ投資するべきと思います。

退職金が投資の失敗で少なくなってしまった時、それまでのサラリーマン生活が無駄であったようにまで感じてしまいますので・・・。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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