アーリーリタイアして2年半ぐらいすると、貯蓄に関する考え方が変わってくるようです。
最初の頃のリタイア生活は、手探り状態で、不安があったと思います。
そして1年が過ぎ、2年目になれば、税金や社会保険料の負担が少なくなり、本来のリタイア生活の感覚がつかめ、安心してきます。
3年目にもなれば、大体このようなものだろう・・・と余裕が出てくるようになりますね。
そうすると、一応、念のため貯蓄はしておいた方が良い・・・とも思わなくなってくるようです。
サラリーマン時代の余剰資金
普通、サラリーマンであれば、給料から生活費を使って残ったお金は貯蓄しますよね。
当然、服や家電など、時々は欲しいものを買うことになるのですが、なるべく貯蓄しておかなくては・・・と考えると思います。
余剰資金が出来れば、一部は使いつつ、残りは貯蓄にまわすこととなり、人によってその割合が違うぐらいでしょうか。
余剰資金はすべて使ってしまう・・・という人は少ないのだろうと思います。
特に、アーリーリタイアを目指すのであれば、リタイア資金を貯めなくてはなりませんので、宵越しの銭は持たないといった生活は出来ませんね。
アーリーリタイア後の余剰資金
アーリーリタイア後の生活ではどうでしょうか。
働かなくても生活が出来る資産が出来た訳で、計画通りに進んでいれば、余剰資金を貯蓄する必要は無いはずです。
生活費が計画を下回るようであれば、計画していた金額まで使っても良くなりますよね。
サラリーマンの余剰資金であれば、一部は使いつつ、残りは貯蓄にまわすことになるのですが、アーリーリタイア後の余剰資金は全部使っても良くなります。
色々なケースを想定して計画し、リタイア資産を準備したのですから、セミリタイアでもない限り、そこからさらに貯蓄して資産を増やす必要は無いのでしょう。
不確定要素が無くなるにつれ余剰資金は増えていく
計画段階では確定出来ない不確定要素があるため、普通は計画には余裕を持たせますよね。
その計画が実行段階に移り、時間が経過するにつれ、不確定要素は確定していきますので、多くの場合は余裕を持たせた部分が余ってくると思います。
それはアーリーリタイアの計画にも言えることで、時間の経過とともに余剰資金が出てくることになりますね。
リタイア生活では、その余剰資金を貯蓄する必要がありませんので、使い切っても良くなります。
そんなことから、アーリーリタイアした人はアーリーリタイアした後の方が贅沢になるのかもしれませんね。
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