高齢世帯に富裕層が多く、そこをターゲットとする企業は多いと思います。
退職金をもらい、さらに年金ももらい、悠々自適にリタイア生活者は多いのでしょう。
日々、忙しく働くサラリーマンとは真逆の生活です。
サラリーマンには理解しにくいのですが、リタイア生活を3年ぐらいしていると、リタイアした高齢者が贅沢をしている理由が分かるようになってきます。
意外とありがちな、リタイア後の生活の変化について考えてみます。
リタイア生活初期
サラリーマンを辞め、給与収入の無い生活に切り替わった時、普通は出費を抑えて節約をすると思います。
今まであった収入が無くなるので不安になりますし、退職直後は税金や社会保険料の支払いが多くなるので当然でしょう。
ただ、その時期を過ぎた頃から、お金の出ていくスピードが分かってきて、これぐらいのスピードであれば安全だろう・・・と感じるようになってくると思います。
資産運用などによる収入があったなら、意外にリタイア資産は減らないな・・・とまで感じてくるかもしれません。
リタイア生活中盤~後半
ただ、中盤に差し掛かったとしても、まだまだ先は長いので、警戒しながらの生活は続くと思います。
余裕があるからといって、無駄遣いはしすぎないようにすべき・・・という感じですね。
しかし後半になってくると、想定していたリスクが顕在化しなかったことが分かってきます。
例えば、実際に年金の受給が開始されれば、年金はもらえないかもしれない・・・というリスクが解消したと考えるでしょう。
時間とともに警戒が不要となり、リスクに備えたバッファーが余ってくるはずです。
贅沢にはならないケース
多くの人は、リタイア後にこのような経過をたどることで、次第に贅沢になっていくのだろうと考えます。
準備をして来なかった人や、計算を大きく間違えた人はそうではなく、時間とともに苦しくなっていくのだろうと思います。
恐らく、リタイア生活が長くなるにつれ、そのどちらかに分かれていくのではないでしょうか。
次第に贅沢が出来るといっても、それだけ長く働いた訳ですから、本当はその両者の中間が正解と言えるのでしょうね。
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