大手電機メーカーでジョブ型雇用が拡大しているというニュースを見ました。
コロナの影響による早期退職者募集の急増、45歳定年説、70歳就業法・・・など、時々目にする雇用に関するニュースの殆どは、サラリーマンにとって良く無いものばかりではないでしょうか。
恐らく、数十年前の右肩上がりの時代であれば、もっと良いニュースが多かったのだろうと思います。
やはり人口分布に問題があるのでしょうか。
またか・・・という感じ
もし本当にジョブ型とするのなら、経験のある中途採用をすることとなり、定期的な新卒の採用を停止しても良いとは思うのですが、それは止めないのでしょうね。
結局は、シニア層の給与削減をする言い訳として、手を変え品を変え、正論として聞こえるような制度変更をしているだけのように思えます。
とは言え、企業も慈善事業をしている訳ではありませんので、生産性を高めるための施策を講じていく必要もあるのでしょう。
社員はそんな背景を理解していますので、またか・・・という感じで受け止めてしまうのでしょうね。
理不尽を受け入れる環境
人事制度の改悪については、それを受け入れる社員側にも責任があるのかもしれません。
理不尽な制度変更であっても、現実を理解して、それを受け入れる社員が多いのだろうと思えます。
もちろん、明白な改悪であれば不利益変更になりますので従業員の同意を要しますが、実際には暗黙の改悪として行われるのでしょう。
企業側と従業員側の暗黙の合意で行われる・・・というのが、サラリーマン社会特有の文化であろうと感じます。
理不尽を受け入れ続けた先にあるもの
会社が右肩上がりで成長している時であれば、サラリーマン社会特有の文化は良い方向に機能すると思うのですが、右肩下がりであればどうでしょうか。
みんなが低賃金で働くこととなり、平均年収は下がっていくように思えます。
しかも、税金や社会保険料が増加していく中でです。
制度変更は会社全体の人件費を下げることが目的ですからね。
みんなで頑張り続けることで、かえって少しずつ悪くなってしまい、茹でガエルとなってしまわなければ良いのですが。
興味がある方はこちらもどうぞ。。関連ブログ。
にほんブログ村 セミリタイア生活 にほんブログ村 配当・配当金 にほんブログ村 FIRE |