限りある自由を安売りしていませんか

2022年3月3日木曜日

時事ニュース

先日、国民負担率が48%になったというニュースを見ました。

あまり聞き慣れない言葉ですが、国民全体の所得に占める税金と社会保障費の負担の割合を表すそうです。

48%になったということですので、稼いだお金の半分弱が税金や社会保険料として消えていく・・・というイメージになるのでしょうか。

内訳としては、税金が28.7%、社会保障が19.3%とのこと。

大きなお金ですので、無駄を少なく効率的に生かしてほしいですね。

この数字を高いと見るか

48%と聞けば非常に高いと感じるものの、諸外国と比べると意外にも一般的なレベルで、逆にもっと高い国はいくらでもある・・・という状況のようです。

高くてもそれだけのサービスを受けることができていれば良いということでしょうね。

要は、費用対効果が高ければ。

とはいえ、過去からの推移を見ると、基本的には右肩上がりで高くなっていますので、今後はさらに高くなり50%を超えていくのだろうと思います。

所得が多い人ほど負担は大きく

税金や社会保険料は基本的には所得の多い人ほど負担が大きくなるため、この数値が高くなるほど、所得の多い人の負担が増すのでしょうね。

所得の多い人は余裕があるので仕方が無いとも言えますが、所得の多い人はそれだけ多くのものを犠牲にしているので不公平なようにも思えます。

例えば、株式投資で100万円を儲けた人の場合、そのお金は投資で得たあぶく銭のようにも見えますが、投資した元本が少なくなるリスクと引き換えに得た利益でもあるのでしょう。

収入の多いサラリーマンであっても、労働時間が長かったり、背負わされる責任が大きかったりなどど、それなりの犠牲と引き換えに収入を得ている訳ですから。

リタイアした理由の1つ

頑張って昇格すれば給料は増えるのですが、それだけ仕事が難しくなり、責任は大きくなると思います。

税金や社会保険料は給料の増加率以上に増えていきますので、費やした労力や負担がどんどん割に合わなくなるように思えます。

限りある自由を提供しているのに、それがどんどん安売りしていくような気分になります。

もう少しサラリーマンを続ければ、もう少し給料も増えたとは思うのですが、税金や社会保険料も増えていきますので、どんどん割に合わなくなっていくと感じましたね。

自由とは限りあるものですから、気付かないうちに安売りをしてしまわないようにしたいと思います。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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