食料品価格の上昇が影響しているとのこと。
一般的にはエンゲル係数が高いほど家計は厳しいと考えるようですから、全体的には厳しくなっているのでしょうか。
そのエンゲル係数、リタイア生活者への影響について考えてみました。
エンゲル係数の前提
エンゲル係数は 食費 ÷ 消費支出 × 100 で計算されるのですが、注意しなくてはいけないのは、その消費支出に税金や保険料、貯金やローンなどは含めないところです。
家賃も住宅ローンも実質的には同じ住宅費であろうと思うのですが、家賃は分母に入るが、住宅ローンは分母に入らない。
同様に、貯金や投資を多くしている人、保険料を多く払っている人の分母は小さくなってしまい、エンゲル係数は上昇してしまいます。
貯金もせず、保険の契約もなく、アパートで生活している・・・という人のエンゲル係数が意外に低いこともあるのでしょう。
アーリーリタイアを目指す人
アーリーリタイアを目指す人の場合、貯金や投資を積極的にしていると思います。
例えば、給料が30万円、半分を貯蓄し、半分が生活費であった場合、食費が5万円でもエンゲル係数は33%。
アーリーリタイアを目指すぐらいの資産を持っているにもかかわらず、エンゲル係数は世間一般よりも高くなってしまいます。
そんなにエンゲル係数が高いのに大丈夫か・・・と言われそうですね。
エンゲル係数もいろいろ
一般的にはエンゲル係数が高いほど家計は厳しいのかもしれませんが、中身は色々。
アーリーリタイアを目指す人に関して言えば、少しでも貯蓄や投資を増やしてエンゲル係数を高めた方が良いのかもしれません。
逆に、エンゲル係数は低いが、食費を極限にまで節約し、給料の大半は家賃で消えていく・・・というタイプであればリタイア資産はたまりにくい。
アーリーリタイアを目指している人のエンゲル係数平均値・・・のような指標があれば参考になると思うのですが。
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