リタイアした後の想定は何歳までとするか?生活費や貯金は?

2017年11月14日火曜日

退職ニュース

先日、日経新聞の記事に、100歳以上の人口が6.7万人になったことが掲載されていました。今では60代であれば高齢者に入らにないほど元気な人が多いように思えます。寿命が延びるなかで考慮すべき、リタイア後の準備について記載をします。

厚生労働省が100歳以上の人口を調査しており、開始した1963年は100歳以上が153人でした。その後1万人になったのは1998年で35年かかっています。2003年には2万人を超え、5年間で1万人の増加となりました。2007年には3万人となり、増加速度も高まっています。

日本の人口は減少するのに、100歳以上の人口は増加していきます!!

このまま進めば、2025年には13.3万人になり、2050年には53.2万人になると推計されています。10万人といえば中堅クラスの都市レベルとなり、50万人といえば中堅クラスの県庁所在地クラスの人口です。

2050年といっても33年後でRanpaはまだ70代です。その頃になると60代や70代では、「まだまだ若い」と言われる世代になっているように思います。

リタイアした後の期間を、平均寿命の80歳として必要資産を算出しても、その後20年以上も生活する可能性が高いということです。アーリーリタイアするときには、100歳まで生活することもキッチリ検討して、必要資金を算出することが必要です。

公的年金は期待できるのか

人生100歳時代になってくると、公的保障が今のまま継続されているとは考えにくく、支払う人の負担は大きくなり、もらう人の受給額は少なくなるでしょう。アーリーリタイアとは逆に定年は70歳がベースとなり、年金受給も70歳からになる可能性があります。

公的年金が無くなるとも考えられませんが、今の想定どおり受給できるとは考えず、自己防衛をしておく必要があります。



日本の将来は明るいのか

都心部より、地方の人口減少が激しく、寂れていくことが予想されます。日本全体を考えても、人口が減少するなかで長生きする人が増えるため、公的保障の収支はますます悪化していきます。

若い世代は、今よりも税金や社会保険料の支払負担が増加し、収入が多くなっても手取り額が増加しにくくなる、暗黒の時代に突入するのではないでしょうか。

ヨーロッパのように隣国と陸続きであれば、周辺国から出稼ぎ労働者を受け入れることもできますが、島国ではそれも難しいため、現状を放置すれば、日本は豊かな国ではなくなっていく可能性があります。

余談・・高齢者所在不明問題

100歳以上の人口は、厚生労働省の調査で実在確認がキッチリされていると思いますが、高齢者の人口は、実態よりも戸籍上で増加する要素があります。

年金受給者が死亡しても家族が死亡届けを出さず、年金受給を継続していたニュースは過去に何回か見たことがあります。その他、高齢者が孤独死されて死亡したことが認知されず、戸籍が放置されているケース。行方不明者が行方不明のまま戸籍に残り、戸籍上で高齢化していくケースなど。

そのため自治体では、100歳以上で、子供がおらず、住所地が無い場合は、死亡届が提出されなくても、法務省の許可を得て戸籍を削除することができるようです。今後それが適用されるケースが増えていくのでしょう。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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