着実に化石燃料から再生可能エネルギーへの転換がすすみ、エネルギーの代替として太陽光発電への動きが世界的に活発になっています。
太陽光発電の普及はヨーロッパで拡大しましたが、現状は横ばい状態になっています。その後、日本やアメリカ、中国で普及率が高まってきました。規模の大きい国での普及率が高まることにより、ソーラーパネルの値段は安くなっています。かつては日本のメーカーが大きなシェアを占めていましたが、安価な中国メーカーが増えてきました。
太陽光発電は国のエネルギー政策によりブームとなりましたが、一時的なブームではなく世界的なムーブメントになってきました。
投資としての太陽光発電
個人が拡大する太陽光発電に関わるには、自宅に太陽光発電を設置する方法があります。補助金もあり、新築戸建では、オール電化に太陽光発電のセットが普及しています。
Ranpaもソーシャルレンディングのグリーンインフラレンディングに投資をしています。ここは株式会社JCサービスという再生可能エネルギー事業を展開する会社に投資をしており、間接的に太陽光発電に投資をしています。利回りは10%以上のものが主流です。太陽光発電はグリーンインフラレンディング以外のソーシャルレンディングにおいても主要な投資先になっています。
過去に何度か記載したインフラファンドも太陽光発電所への投資ファンドです。上場しており、いつでも換金できることが特色です。こちらは利回り6%前後です。メガソーラクラスになるとインフラファンドのような資金調達方法により、運営されることになります。
ローンにより土地を購入して太陽光パネルを設置する投資も増加しています。土地付き太陽光発電投資物件検索サイトもあり、投資信託に投資をするように、太陽光発電所にも気軽に投資できるようになりました。タイナビ発電所では、利回りや物件の場所、価格などから投資物件の検索をすることができます。利回り10%以上の物件がたくさん公開されており、サラリーマンの副業としても投資されています。利回りが高く、ローンを組むことができるので、2つ、3つと投資先を追加して収益を拡大させることができます。
電力会社が不要になるという説は本当か
世界的な普及により、ソーラーパネルと蓄電池の性能向上と価格の下落は急加速しており、「半導体の集積度は18カ月ごとに倍増していく」とした「ムーアの法則」が太陽光発電にも当てはまっています。
日本のエネルギー自給率は6%で、殆ど輸入に頼っています。再生可能エネルギーがさらに普及すれば、世界の勢力図は大きく変化することが予想されます。しかし、国内の発電量の内訳では、水力を除く再生エネルギーはまだ数%レベルですので、まだまだ大きな変化と言うレベルには至っていません。
しかし太陽光発電の普及は一時的なものではなく、世界的な動きとなっているため、持続的な変化として加速度的に発展する可能性を秘めています。
太陽光発電は、そのような普及により身近で高利回りを見込める、安定した投資先になってきたと思います