アーリーリタイアメントが近づきつつある生活とは

2018年3月26日月曜日

年齢

アーリーリタイアを目前に、20年程前の就職活動のことを思い出しました。社会の仕組みや目指している業界のことも良くわからずに面接を受けていました。今の会社にも毎年新入社員が配属され、その子達からみると45歳はずいぶん距離のある人に見えていると思います。

金融機関が良いと思った理由

学生時代は具体的に○○の仕事をしたいと思うものはありませんでした。強いて言うなら車のことが好きだったので、トヨタやホンダなどで車を作る仕事をしてみたいと思う程度です。しかし、自動車メーカーは日本を代表する企業であり製造メーカーです。理系の技術職は大量に採用していますが、氷河期と言われた時代でRanpaのような私立文系の採用枠は少なく、本気で面接に行きたいとも思っていませんでした。

とりあえず、先輩の就職先として金融機関が多かったことと、給料もそこそこだろうと思い、それほど考えずに働くこととなりました。

20年以上も働いて思うことは、他の業種よりも安定しているとは思いますが、労働時間が長く、それほど充実感も無い仕事と思ってしまいます。それはお金を動かすだけの仕事であり、物を創造して提供する仕事ではないからではないかと思っています。当然、お金を動かすことにより、間接的に物を提供していることにはなりますが、そこには物づくりへのこだわりはありません。判断基準は投資効果やベネフィットになるからです。

どの業種もボランティアではないので、こだわりだけでは継続できませんが、こだわりがあるから求められる職人的な仕事はあると思います。例えば、飲食店で美味しいチャーハンを追求し、それによってお客さんが美味しく食べることができ、売上が伸びるようなものです。会社の同僚も「壷を作るような仕事をしたい・・」と言っていましたが、それは同じことを感じているからだと思います。



就職活動の話に戻って

就職活動をしていた頃の学生時代は、分からないなりにも会社に入って働くことに、多くの希望を持っていました。「早く知識を身につけて、色々なことが出来るようになろう・・・」や、「学生時代に経験したことを生かしたい・・・」など。

アーリーリタイアを目前に思うことは、20年以上も前のことがそれほど昔に思えないことと、思っていたことと、やってきたことは大きく違ったということです。

以前、「年を取ると時間の経過が早いと感じるジャネーの法則について」に記載しましたが、年齢を重ねると昔のことが最近のように感じてしまいます。就職活動の時に面接で話した内容やその時の雰囲気などは、今でも詳しく記憶に残っており20年以上も経過したことに実感は持てません。しかし、その時に話していたことや目指したことは、アーリーリタイアにより完結することとなり、これから実現できるものでは無くなりました。

「会社に入って○○する・・・」という目標は、終わりを迎えることになります。目指したことには、実現できたこともあれば、実現できなかったこともあることが、心に浮かぶようになってきました。

これからの生活として

仕事が終了したときには、何が実現できて何が足らないのか、反省と分析を行ないます。サラリーマン生活の終了に際しても、足らないものを理解して今後に生かすことが重要です。

退職が近づくと、社会人となった始めのことを思い出しやすくなります。定年退職ではないので、アーリーリタイア後の生活は長く、計画通り前向きに実行していくだけですが・・・。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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