無職になると生命保険に入れない理由

2018年3月28日水曜日

リタイア後の生活

数ヶ月後にはアーリーリタイアとなりますが、肩書きは無職になります。無職者への風当たりは厳しく、なかでも40代は最も厳しいのではないでしょうか。

50代後半では早期退職制度などにより、退職金をもらって悠々自適の生活をする人は少なからず存在します。20代や30代ぐらいでは、所謂ニートというグループに属する人となります。40代はどちらにも入りにくい存在で、世間的には「働き盛り」とされる年齢層だと思われます。

無職になると生命保険には入れなくなる?

カードローンも無職になると審査に通らなくなることは「賢いカードローンやキャッシングの使い方、その違いについて」に記載しましたが、生命保険も契約できなくなる可能性が高いです。

収入が無ければ貸したお金が返せなくなるため、ローンが組めなくなるのは良く分かります。しかし生命保険は保険料を支払う側なので問題無いように考えられます。

生命保険料はいくら支払っている?」にも記載しましたが、実は生命保険の支払いには自殺を原因とするものが多いことが理由です。保険会社は自殺目的で契約するのではないかと審査をしています。医療保険であれば、無職の人の方が入院日数は長くなる傾向があるため、無職は契約できないことが多いようです。



無職でも契約する方法はないのか

無職といっても広義のグループとして主婦や年金生活者、学生なども含まれますが、そのようなグループの人達は契約することはできます。逆に、普通は働いている人が理由もなく無職であれば、保険会社は不審に思って契約を避けることになります。やはり40代男性の無職が最も不審に思われるのではないでしょうか。

しかし、在職中に生命保険の契約をしてから退職するケースもあります。その場合は無職になったので契約解除にはならず、無職となった申告も不要です。そのため、生命保険の契約をしたければ、在職中に契約をしておく必要があります。

また、医療保険は契約することができなくても、純粋な生命保険であれば小額に限り契約できる場合があります。

その他、主婦と無職の定義が曖昧なため、女性の場合は主婦とすることで無職と見られない場合や、持ち家や資産を持っていることを申告すれば契約できることもあるようです。

Ranpaは「家計の見直し対象にされる保険、Ranpaの加入状況」に記載したように、生命保険の契約はしておらず、これからも契約する予定はありません。一家の大黒柱が転職などにより、一時的に無職になるような場合は、在職中に契約するほうが良いでしょう。

生命保険は悪用者と戦っている

先進国の中でも日本は自殺者の比率が高く、アメリカの2倍、イギリスの3倍となる統計があります。ただし、この数値は正確なものではありません。それは自殺かどうかは本人のみ知るものとなるからです。

高いビルから飛び降りても、事故による転落死になる可能性が高くなります。車で海に飛び込んでも、普通は事故扱いになります。遺書があるか首吊り自殺でもなければ、自殺に判定されにくいようです。さらには遺書があっても家族が公開しない場合もあります。

昔は自殺を保険対象外とする期間は1年でしたが、自殺者が多いために、今は3年に延長している会社が多いようですが、事故となれば保険対象になります。

自殺または自殺かどうか分からない事故死による支払いをしないように、保険会社は少しでも不審点があれば契約しないようにしています。

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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