正式な病名ではなく、会社に行きたくないや、そもそも働く意欲が出ないなど、仕事が手に付かなくなる精神的な症状の総称のようです。
新入社員が会社に行きたくなくなる5月病に似たものでしょう。
Ranpaを含めた、アーリーリタイアを目指す人は、働きたくない病になったのでしょうか。
働きたくない病とは
一般的には、会社の職場環境が自分に合わなかったり、仕事がうまく行かず自信を持てなかったり、頑張っても評価してもらえなかったりと、色々な理由で働きたくないと感じてしまうことのようです。
仕事上のストレスなどで、働けないまで行かなくても、働きたくないと感じる「働きたくない病の人」は相当数いるのではないかと思います。
しかし、昔の人間風に言えば、そんなことは社会人として我慢して適応するものだろう・・と思ってしまいますが、かく言うRanpaもアーリーリタイアするため偉そうなことは言えませんね。
海外のことは分かりませんが、日本の職場では、サービス残業をしたり、家に仕事を持ち帰ったりと、程度の差はあれ、ブラック企業の要素があると思います。特に、出世を目指すサラリーマン企業においては・・・。
頑張らねばならない雰囲気
以前、「恥の文化とネット社会とアーリーリタイア」に日本文化のことを記載しましたが、職場で頑張らねばならない雰囲気によって、サービス残業をする文化は独特なもののように思います。
過労自殺による大手広告代理店の事件は記憶に新しいところですが、頑張らねばならない雰囲気の中で、我慢できないところまで頑張ってしまう悲しい出来事です。
そのような倫理については「ブログを読んでくださる人へ、アーリーリタイアの参考として」にも記載しましたが、人を働かせるマインドコントロールのようなものと考えます。
多くのサラリーマンは、ある程度は、そのマインドコントロールにより、働きたくない病を感じさせないようにされているのではないでしょうか。当然、生活のために我慢するという部分も大きいと思いますが・・。
働きたいと感じる人はいるのか
アーリーリタイアする立場ですが、仕事は楽しいと感じることは多く、経験や成長を感じることもあります。
ただし、仕事をひとまとめにすると、そのような評価となりますが、個々に見ていくと嫌な役割や、勘弁してくれ・・という日もあります。
経験や成長をしてきたからこそ、誤っていると感じる仕事はしたくないのですが、サラリーマンを続けるなら、そうは行きません。
アーリーリタイアをするにあたり、率直にそのような経験や成長はもったいなくも感じますが、やはり、誤っていると感じる嫌な仕事や役割はしたくありません。
それなりに経験を積んだ、40代サラリーマンは同じような心境ではないかと思います。
働きたくない病を病気と捉えず・・
このように考えると、働きたくない病は病気なので治すというより、嫌なことをどのように取り組めば、それほど嫌ではなくなるのかというもののように感じます。
誰しも、嫌なことを我慢せずに取り組むことができる人はおらず、程度の問題ではないでしょうか。
人間が生きていくためには、資産が無ければ労働を対価としてお金を稼ぐ他にないことを「お金の稼ぎ方は2パターンあって、アーリーリタイアは1つになること」に記載しました。
お金を稼ぐためには、時間と労力を提供することになるので、ある程度の我慢は誰しも必要となるはずです。
その意味においては、働きたくない病は誰もが患っているもので、お金を稼ぐ必要が無くなったり、保有資産が収益を生むようになれば、働きたくない病から解放されるものだと思います。
アーリーリタイアは、働きたくない病からの解放なのかもしれませんね。