保有リートの状況は、「リタイアに向けたREITの資産状況 2018/6/30」に記載していますが、1,000万弱の規模になりました。
気になるインフラファンドについて記載をします。
今のところ投資できていない
このブログにインフラファンドを記載し始めた頃は7%程度の利回りでしたが、最近では6%程度に落ち着いています。
インフラファンドに関する過去の記載はこちらです。
今のところ、投資するためのインパクトのある理由もなく、様子見している状況が続いています。6%であればリートでも・・
投資に踏み切れない理由のひとつとして、6%程度の利回りであれば、いちごホテルリートやさくら総合リートなどの同程度のリートがあるためで、敢えて、インフラファンドに手を出す必要もないというところです。
インフラファンドのメリットとして、リートよりも景気に左右されにくいようですが、規模が小さく、需給面からリートと同じ動きをする可能性もあります。
リートに投資する方針として、利益超過分配金の比率が高いものを避けるようにしていますが、インフラファンドは利益超過分配金を前提にしているところも引っかかる部分です。
利益超過分配金の評価
インフラファンドが保有する土地は田舎で、不動産としての価値が小さく、名前の通りインフラに対して投資していることになります。
設備や施設であれば減価償却が発生するので利益超過分配金は多くなるのですが、利回りの中に含められているのは気になるところです。
リートを含めた利益超過分配金は、分配金利回りに含めないようにならないものかと前から思っています。
分配金の半分以上が利益超過分配金となるインフラファンドもあり、実際の運用利回りとは大きく離れた表示になっているのではないでしょうか。
分配金のうち利益超過分配金が占める割合
- いちごグリーンインフラ(2018年6月期):3,590円のうち2,180円
- カナディアン・ソーラー・インフラ(2018年6月期):2,350円のうち1,079円
- 日本再生可能エネルギーインフラ(2018年1月期):3,258円のうち556円
- タカラレーベン・インフラ(2018年5月期):3,976円のうち464円
注視し続ける理由
以前にも記載しましたが、海外ではインフラファンドの規模は大きく、国内でも拡大余地は十分にあると考えます。
今のところ太陽光発電事業のみですが、水道民営化の法案も議論されているようですし、コンセッション事業が拡大するなかで、様々な可能性を感じる分野でもあると思います。
従来型の不動産リートと比較して、税制面で優遇されていることもあり、もう少し利回りが高まらないかと注視をしている状況です。
当面のスタンスとして
資産規模拡大などにより7%台の利回り復帰を期待しつつ、当面は利回りの高いリートへの投資を続けます。
最近の不動産市況は良好で、評価額や賃料が高まってきており、ホテルリートについても稼動率は高く、分配金を増加させやすい傾向にあると感じます。
一方で、安定性をメリットとするインフラファンドはそのような恩恵を受けにくいことから、拡大期には手を出しにくい銘柄ともいえるでしょう。
まだ上場が始まって2年ですので、可能性を感じながら、様子見を続けていく予定です。