インフラファンドの利益超過分配金について

2018年7月18日水曜日

投資全般

インカムゲイン目的としてJリートに投資しており、追加の投資先としてインフラファンドは気になるところです。

保有リートの状況は、「リタイアに向けたREITの資産状況 2018/6/30」に記載していますが、1,000万弱の規模になりました。

気になるインフラファンドについて記載をします。

今のところ投資できていない

このブログにインフラファンドを記載し始めた頃は7%程度の利回りでしたが、最近では6%程度に落ち着いています。

インフラファンドに関する過去の記載はこちらです。
  1. インフラファンドはどうか
  2. 前回に引き続き、インフラファンドはどうか
  3. インフラファンド、その後
  4. インフラファンド、その後 2018年2月編
今のところ、投資するためのインパクトのある理由もなく、様子見している状況が続いています。


6%であればリートでも・・

投資に踏み切れない理由のひとつとして、6%程度の利回りであれば、いちごホテルリートやさくら総合リートなどの同程度のリートがあるためで、敢えて、インフラファンドに手を出す必要もないというところです。

インフラファンドのメリットとして、リートよりも景気に左右されにくいようですが、規模が小さく、需給面からリートと同じ動きをする可能性もあります。

リートに投資する方針として、利益超過分配金の比率が高いものを避けるようにしていますが、インフラファンドは利益超過分配金を前提にしているところも引っかかる部分です。

利益超過分配金の評価

インフラファンドが保有する土地は田舎で、不動産としての価値が小さく、名前の通りインフラに対して投資していることになります。

設備や施設であれば減価償却が発生するので利益超過分配金は多くなるのですが、利回りの中に含められているのは気になるところです。

リートを含めた利益超過分配金は、分配金利回りに含めないようにならないものかと前から思っています。

分配金の半分以上が利益超過分配金となるインフラファンドもあり、実際の運用利回りとは大きく離れた表示になっているのではないでしょうか。

分配金のうち利益超過分配金が占める割合
  1. いちごグリーンインフラ(2018年6月期):3,590円のうち2,180円
  2. カナディアン・ソーラー・インフラ(2018年6月期):2,350円のうち1,079円
  3. 日本再生可能エネルギーインフラ(2018年1月期):3,258円のうち556円
  4. タカラレーベン・インフラ(2018年5月期):3,976円のうち464円
最近の分配金状況を記載しましたが、運用利回りの部分は印象よりも少ないようで、利益超過分配金を差引くと、いちごグリーンインフラは半分以下になってしまいます。


注視し続ける理由

以前にも記載しましたが、海外ではインフラファンドの規模は大きく、国内でも拡大余地は十分にあると考えます。

今のところ太陽光発電事業のみですが、水道民営化の法案も議論されているようですし、コンセッション事業が拡大するなかで、様々な可能性を感じる分野でもあると思います。

従来型の不動産リートと比較して、税制面で優遇されていることもあり、もう少し利回りが高まらないかと注視をしている状況です。

当面のスタンスとして

資産規模拡大などにより7%台の利回り復帰を期待しつつ、当面は利回りの高いリートへの投資を続けます。

最近の不動産市況は良好で、評価額や賃料が高まってきており、ホテルリートについても稼動率は高く、分配金を増加させやすい傾向にあると感じます。

一方で、安定性をメリットとするインフラファンドはそのような恩恵を受けにくいことから、拡大期には手を出しにくい銘柄ともいえるでしょう。

まだ上場が始まって2年ですので、可能性を感じながら、様子見を続けていく予定です。

自己紹介

自分の写真
金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

ブログ村ランキング

QooQ