リタイア後の生活費を20万円とした理由

2018年12月28日金曜日

生活費

昨日のブログ「本当に必要となる老後の費用はいくらなのか真剣に考える」で、老人ホームにお世話になった場合の費用について記載をしましたが、その中でリタイア後の生活費を20万円としたことに触れました。

その20万円について質問をいただきましたので、内訳や経緯について記載をします。

生活費の把握

毎月の生活費は人それぞれ違いますが、同じようにリタイア後の生活費も人それぞれだと思います。

家族構成、持ち家の有無、負債の有無、そもそもの生活水準など、生活費を構成する要素が人それぞれ違うので、他人の生活費は参考程度に考えなくてはなりません。

先日「【訂正】ソフトバンク株にやっぱり投資しました」でソフトバンクの株式に投資をしたことを記載しましたが、NTTドコモとソフトバンクは同じ日本の通信事業会社でも中身は大きく異なるもので、それぞれの生活費もそれに近いものがあるように感じます。

ソフトバンクは負債も利益も大きい経営をしていますが、個人の生活においても住宅ローンの有無や、インカムゲインを得る資産の状況によって異なると考えます。

まずは現状の生活費を把握しなくては、リタイア後の生活費は把握できないということでしょう。


家計簿アプリで生活費を把握

1ヶ月の生活費を把握することは意外に難しく、年一回の出費や突発的な出費があったり、クレジットカードなどの請求には期ずれがあったりと、簡単には把握しにくいものです。

そのため、アーリーリタイアを計画する際に、一定期間、家計簿アプリを使って出費を把握するようにしました。

そこにリタイア後に変化する要素を調整して、リタイア後の生活費を予想していきました。

リタイア後に変化する生活費として大きいものは、サラリーマン時代に給与から控除されていた税金や社会保険料です。

リタイア後の生活費を把握するためには、リタイア後の税金や社会保険料がいくらなのかも把握しなければ算出できません。

リタイア後の方針

早期退職をして生活することは、アーリーリタイアやセミリタイアなどと言われますが、その2つには違いがあると考えています。

セミリタイアとは、早期退職をした後も何らかの仕事を継続し収入を得ることですが、収入があれば税金や社会保険料は増加していきます。

アーリーリタイアはセミリタイアを含むものですが、セミリタイアではないアーリーリタイア生活をしていく方針です。

つまり、収入を少なくして税金や社会保険料が最低レベルになる生活です。

申告すべき収入が少なければ税金や健康保険料が安くなり、国民年金は免除できる可能性が高くなります。

そのため生活費として20万円を試算した内訳には、最低レベルの税金や健康保険料の支払いを含めています。

アーリーリタイアを目指した理由の1つとして、増加していく税金や社会保険料への反発があります。日本はフローに対する税金が高く、ストックに対する税金は低いため、なるべく早くに資産を構築し、生涯に支払う税金や社会保険料を最小化したいと考えてきました。


結果が出つつある状況

11月からリタイア生活を開始し、その20万円に誤りが無かったのか、実生活によって検証をしています。

アーリーリタイアを計画する際に使っていた家計簿アプリを復活させ、生活費の入力を再開させています。

リタイア開始に伴う引越などの一時費用があり把握しにくい状況ですが、現段階では20万円程度に納まる感触を持っています。こちらの詳細は別途ブログに記載をしていくようにします。

無借金の持ち家であれば家賃や駐車場代の支出はなく、太陽光発電の設備があれば電気代が安くなるなど、間接的にインカムゲインを得る資産を持てば、事前に資産保有の支出をしているだけ生活費は安くなります。

NTTドコモとソフトバンクのように、人それぞれ生き方や背景が違うので、リタイア後の生活費を把握するには、地道に家計簿アプリに入力するのが近道ではないでしょうか。

自己紹介

自分の写真
金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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