しかし、無職者は返済能力が無いと見なされ、クレジットカード業界からは敬遠されています。
リタイア生活になっても、クレジットカード会社とは上手くお付き合いを続ける必要があるので、注意していることについて記載します。
<参考ブログ>
【続報】大失敗か!退職とクレジットカードの住所変更
大失敗か!退職とクレジットカードの住所変更
最終点検、無職になる前にやっておくべきこと
クレジットカードの強制退会を知っていますか
クレジットカードには強制退会というものがあり、クレジットカード会社から一方的・強制的に退会させられる可能性があります。
クレジットカードを使って決済しようとカードを出せば、ある日、突然「このカードは使用できないようです・・・」と言われることになります。
しかも悪い情報は、他のクレジットカード会社に信用情報機関を通じて連携される可能性があるため、他のクレジットカードでも決済が出来なくなってしまう可能性があります。
クレジットカードが無ければ
店頭での決済は現金で支払えば問題ありませんが、支払方法をクレジットカード決済のみとしているサービスでは困ります。
高速道路のETCはクレジットカードとセットになっていたり、格安携帯やプロバイダ、動画配信サービスなどもクレジットカード払のみが多いです。
Amazonなどの通販サイトも基本はクレジットカード決済で、コンビニ払なども出来るようですが、かなり面倒です。
今後のキャッシュレス時代においても、クレジットカードを経由することが基本となるので、ますます欠かせないものになるでしょう。
強制退会となるケース
クレジットカードが強制退会となるのは以下のような原因です。
- 信用情報の悪化
- 支払遅延
- 不正利用
- 利用無し
アーリーリタイアをして無職になれば、信用情報の悪化が関係してきます。
通常の定年退職であれば、無職というより資産生活や年金生活として市民権を得ていますが、40代の無職者に市民権はありません。
アーリーリタイアをして無職になれば細心の注意を払って、支払遅延などを発生させないようにし、改めて職業の申告を求められるような状況にならないようにすべきです。
何らかの事情で、勤務先を申出することになれば、その時点で強制退会になる可能性があるからです。
利用なしにも注意
サラリーマン時代には、アーリーリタイアを見越してクレジットカードに幾つか入会するようにしておきました。
恐らくリタイア後は入会出来ないため、予備として年会費無料のカードに幾つか入会してものですが、これらのカードにも注意が必要です。
普段使うクレジットカードは1~2枚ですが、予備として入会したカードも適度に利用しなければ、更新時に「利用なし」として強制退会になってしまいます。
もし普段使うメインのクレジットカードが利用できなくなった場合に備え、予備のカードも適度に利用しておかなくてはなりません。
まだまだ未知の領域
「【続報】大失敗か!退職とクレジットカードの住所変更」に記載した、住所変更時の勤務先確認については、とりあえず今のところは何の確認もなくカードの利用は継続できており、一先ず安心をしました。
以前に勤めていた金融機関でも不正防止目的のため、業界で個人情報を連携する仕組みはありましたが、厳格なルールによって運用され、業務に必要な場合を除き閲覧することは出来ないものでした。
クレジットカード業界ではどのようなものが登録・連携されるのか分かりませんが、その仕組みにより1つのカードでアウトになれば、すべてのカードでアウトになる可能性もあるため、安心するのも禁物です。
長年にわたって綿密にアーリータイアの計画を立て、働かなくても生活できる退職資産を持っていたとしても、不特定多数の顧客を対象とするクレジットカード業界では一律に基準外となればアウトはアウトですから、細心の注意を払って付き合っていかなくてはなりません。