テレワークはアーリーリタイアを少なくさせるのか

2019年6月4日火曜日

退職ニュース

テレワークを導入して効率が良くなった・・というテレビを見ました。

サラリーマン時代にテレワークを導入する機会があったのですが、導入には色々と難しいことがあったものです。

しかし、個人的には出社せず自由に働ける選択肢は良いものだと思うのですが・・・。

もしテレワークのハードルが低くなれば、アーリーリタイアに対する考え方にも影響を及ぼすと思います。

サラリーマン時代は難しいと思っていた

テレワークのイメージは、IT環境の整備された会社での満足度の高い働き方であって、先進的な労働スタイルではないかと思います。

当然、経営者や人事はそのようなことを進めたがります。

ダイバーシティを進めることにより満足度と生産性の両方を高めることが可能となり、ペーパーレス化を進めていれば実現できるはずだ・・・といったものです。

テレワークに関する情報も、導入すれば生産性が向上するというものが多いようです。

しかし、中間管理職にこのような課題を投げかけられても、実際に導入するには色々な問題があって簡単なものではありませんでした。

バラバラに行っていたものを1つに纏めるのであれば、スケールメリットにより生産性は高まるものですが、テレワークはその逆となるものです。

一部の仕事に限った小数で実現すれば働く上での生産性は悪化しないレベルに止まりますが、それでもIT面で大きなコストが発生します。

色々と調べて検討をしたものの効率は悪化するという報告をしたところ、経営者や人事は納得しにくい感じだったことを覚えています。

納得が出来ないなら、どうすれば生産性が向上するのか教えてください・・・という気分になったものです。


テレワークをしたい社員

導入を検討している時、テレワークをしたい社員は多くいるように思いました。

Ranpaもテレワークが出来るのならやってみたいと思っていたのですが、ターゲットとした社員達にヒアリングをしていくと意外な答えが返ってきました。

その人達は会社に来ることも含めて働くことと感じており、むしろ会社に来て仕事をする方が良いというものでした。

満員電車に乗ることが無くなるだけではなく、通勤という無駄な時間が無くなるのは大きなことですが・・・。

1日の生活に占める通勤時間は大きなもので、起きている時間の10~15%ぐらいは通勤しているのではないでしょうか。

意外にターゲットとした社員達が乗り気ではなかったこともあり、導入はさらに消極的になったものです。

アーリーリタイアとテレワーク

テレワークが実現するかどうかは別として、ダイバーシティが進んでテレワークも導入されれば、アーリーリタイアに対する考え方は変化するように思えます。

従来のサラリーマンのスタイルでは、毎日出社をして他の社員と顔を合わせ、誰が優秀かを評価するものでした。

以前「アーリーリタイア生活が近づくと変わってくる心境」にも記載しましたが、会社という集団では、何故か働いてしまうマインドコントロールされたような環境に組み込まれ、自分の生活は後回しになりやすいものです。

アーリーリタイアは通勤などの負荷からの解放とともに、そのような自由の提供から解放を目指したものです。

在宅かつスタンドアローンの状態では、そのような競争に巻き込まれることも、マインドコントロールされることも無く、自分の意思として働くことが出来るような気がするのです。

将来の働くスタイル

現状の働き方をベースに考えれば、アーリーリタイアを目指そう・・・となりますが、今とは違った働くスタイルを前提とすれば、働き続けることも選択肢なのかもしれません。

ただし、そのような環境が提供されるかどうか分からないものですが。

色々な働き方改革が進められていますが、少しずつそのような環境は整備され、自営業のように働くこととプライベートはもっと近いものになるのかもしれません。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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