投資で成功したのでアーリーリタイア・・・の実際

2019年9月21日土曜日

退職ニュース

先日、とある雑誌を見ていると、投資で得た資産をもとにアーリーリタイアしたという記載がありました。

内容としては、アーリーリタイアして資産生活をしている何人かを紹介するもので、殆どの方が投資で億単位の資産を持っているようでした。

普通のサラリーマンが億単位の資産を持つのは非現実的のように思えるのですが、その人達のリタイア生活については興味が湧きました。

雑誌に出てくるパターン

サラリーマンとして働いて得た収入は少なかったが、若い頃から投資で積み上げた資産が億単位あり、サラリーマンを辞めて投資を本業にする・・・というパターンはよく見るように思います。

「FXで〇億円儲けたAさんの場合・・・」という感じです。

「不動産投資で〇億円の資産を持つBさん・・・」というパターンもよく見ます。

Ranpaも若い頃から投資を始めましたが、一本調子に儲かり続けることはなく、儲かることもあれば損をすることもあり、結局のところ少しプラスぐらいか・・という感じです。

基本的に投資はゼロサムなので、全員が儲かることが無ければ、1人が儲かり続けることも無いはずでしょう。

しかし雑誌などには、儲け続けた人が良く出てくるものです。

勝ち続けることは本当に可能か?

中学生の頃、夏休みに水やりをする人をクラスで1人だけじゃんけんで決めるということがありました。

登校日と登校日の間隔が空いているとき、1日だけ登校日以外に学校に行って水やりが必要というものです。

40人のクラスでしたが、驚いたことにRanpaは連敗してクラスで1人だけとなる水やり当番となってしまいました。

1/40の確率なので、ありえない・・・と軽く考えていたのですが、最後のじゃんけんで負けた瞬間のことは今でも覚えています。

中には運悪く負け続ける人がいて、自分にも可能性があることを実感した瞬間でした。


高校野球の優勝校も・・

夏の甲子園は地区大会で勝ち続け、甲子園でも勝ち続けた高校が優勝校になるのですが、何百とある全国の高校の頂点になるには強さ以外に強運も必要だと思います。

地方大会を含めると12~14連勝して最後まで勝ち続けることになるのですが、上に行けば力の差が小さくなって運の要素が大きくなるはずです。

基本的に投資はゼロサムと考えてしまうと、優勝校が出てこなくなってしまうのですが、必ず勝ち続けるケースがあることを考えれば、億単位の資産を貯める人がいるのも事実なのだと思います。

ただし、強さだけでは勝ち続けることは出来ないはずです。

投資はゼロサムの誤り

基本的に投資はゼロサムとは思いますが、一方で、企業は毎年収益を上げ、不動産は賃料収入を稼ぎ、太陽光パネルは発電をするので、時間の経過とともに新たな収益を生み出すのも事実です。

そのため投資はゼロサムではなく、生産活動による収益分のプラスがあるというのが正しくなります。

ゼロサムの世界で勝ち続けることも存在はすると思いますが、可能性としては低いものですが、インカムゲインを目標とすれば勝ちやすいフィールドになります。

投資で資産が出来たのでアーリーリタイアする・・・という、よく見る雑誌の特集では、短期的な売買で成功したケースが出てくるのですが、地道に働いてインカムゲインで資産を作った・・・というケースの方が現実的のように思います。

心情的には短期の売買で儲けたくなるものですが、機関投資家であっても基本的にはインカムゲインをベースに投資しています。

投資に関しては、夢はあっても可能性の低いことを目指すより、可能性の高い現実的な選択が必要でしょう。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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