アーリーリタイアに関するいろいろな後悔

2019年11月23日土曜日

残りの会社生活

投資はリスクを伴いますが、投資をしなければ全くノーリスクでもなく『持たざるリスク』が伴います。

『持たざるリスク』とは、投資しなかったために儲けそこなったという意味で使われますが、アーリーリタイアにも同じようなことがあると思います。

アーリーリタイアに関する後悔と言えば、会社を辞めてから、やっぱり辞めずに働き続けていれば良かった・・・と後悔することをイメージするでしょう。

しかし、定年退職まで働き上げた後、やっぱりもっと早く退職しておけば良かったと後悔することもあると思います。

アーリーリタイアにリスクは当然あるのですが、『アーリーリタイアをしないリスク』もあるということです。

定年退職してから気付くケース

ある人が定年を迎えて退職しました。

働いている間は、平日の昼間のご近所様の状況を知ることは無かったのですが、リタイアすると分かるようになります。

意外なことに、多くの人が自分よりも若いのに、既にリタイア生活をしているようです。

今までは何となく定年まで働くことを目標に生きてきたのですが、退職して、ふと我に返ったとき、何のために定年を目標としていたのだろう・・・と分からなくなりました。

実はもっと早く自由時間を得ることも出来たのではないかと・・・後悔しました。

病気になったケース

ある人は定年後、色々な場所に旅行することを夢見て頑張って働きました。

ようやく定年を迎え、やりたかったことをしようとした時に重い病気になってしまいました。

せっかく定年後の生活のために頑張ったのですが、やりたかったことは全く出来なくなってしまいました。

もっと早くリタイアして元気なうちにやりたいことをしておけば良かった・・・と、後悔しました。

リタイアしてから気付いたケース

ある人は、年を取れば医療費の負担が大きくなるとか、公的年金が削減されるとか、物価が上がっていくなどの備えとして、きっちり定年まで働いてリタイア資産を貯めてきました。

そうして実際に定年を迎えてリタイア生活を始めたのですが、ある程度の削減はされても年金収入があり、子供の教育費も要らなくなり、想像していたよりも生活費が要らないことが分かってきました。

もちろんお金は邪魔になるものでは無いのですが、定年まで頑張らなくても良かったかな・・と後悔しました。

アーリーリタイアをしないリスク

長年勤めた会社を辞めることは、後戻りが出来ない片道切符なのですが、過ごした人生も取り戻すことのできない片道切符です。

頑張って定年まで働いた後に、もっと早く退職しておけば良かったとの後悔は避けたいものです。

このブログを読まれる方は、アーリーリタイアについて考えられている方であろうと想像しますが、定年退職以外は考えたことが無い人も多いようです。

そういう人に限って、定年して世界が変わり、我に返るのではないでしょうか。

アーリーリタイアの選択肢を考えずに定年を迎えてしまえば、後悔することもあるでしょう。

『アーリーリタイアをしないリスク』があることを熟慮した上で、敢えて定年まで働いたのであれば、定年後に後悔をすることも無いと思います。

アーリーリタイアをしなかったことによる後悔をしないためには、きっちりアーリーリタイアの選択肢について考えておくことであろうと思います。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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